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1年で超ビギナーが漢方を使いこなせるようになる方法  新見正則

最速の勉強法!

漢方の好き嫌いにかかわらず、
漢方薬を処方できることは今や西洋医として必須の技能の1つです。
では、どうやって漢方を勉強すればよいのでしょうか? 

僕のモダン・カンポウシリーズは「1年で相当な漢方の達人になる」
ことを目標に書かれています。

基本的にどの本から読んで頂いてOKですが、まずは下記の3冊です。


サイエンスの切り口で圧倒的支持を得たテキスト


超基本のフローチャート


漢方薬処方にあと一歩踏み出せない先生へ


さらに、生薬に興味を持ち始めたら下記の2冊がお薦めです。
他にもいろいろな切り口の書籍がありますので、いろいろ堪能して下さい。


生薬から漢方薬を知るための本


保険適用の128処方をじっくり学ぶ本

漢方にサイエンスはありません
あるのは効いたという経験

漢方はサイエンスがない時代の知恵だからこそ、
西洋医学的正解がない時の納得解に使えるのです。
そこにはクリニカルパール(漢方的には口訣と言われます)があります。
そんな症状から導かれるファーストチョイスを並べると
それで治療手段になります。

日本の漢方薬は和漢と呼ばれています。
中国の漢方から派生したものですが、最大の違いは投与量です。
和漢は中国のざっくり1/3から1/10の量です。
日本では副作用が少ないため
医療用の漢方薬が一般用として市販されています。
それなら気軽に使えばよいですよね。

大切なことは目の前の患者さんを治療すること

漢方の巨匠、松田邦夫先生に師事する機会に恵まれ、
松田先生に教えていただいたきました。

そのなかで学んだのは、漢方診療は不要、漢方理論も不要、古典も不要
という立ち位置です。
僕はこの方法をモダン・カンポウとして啓蒙普及しています。
それがフローチャート漢方薬を中心としたモダン・カンポウです。

大切なことは目の前の困っている患者さんを今すぐ治療することです。
僕の本を読んだら、まずは300人に処方することを目標に
どんどん処方して下さい。

さらに上達するには?

さらに漢方を上達する秘訣は、まず誰か1人を師匠に決めることです。
いろいろな先生のお話をつまみ食いをすると
漢方の矛盾の世界に翻弄されます。
まずは、1人の師匠の方法を徹底的にパクって(TTPして)下さい。
そのあとにほかの先生の方法を吸収しましょう。









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