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青が青であるために

同じブルーサファイアと言ってもその青の色合いは様々です。微妙にそれぞれ違います。

写真はスリランカの漂砂鉱床で産出された原石。並べて比べると互いの色の違い、青の差に気がつきます。そして、この原石を掌に並べて見ながらこんな妄想↓しちゃったり😝

それぞれが、あっちの青の方がいいなぁ〜と、「隣の芝生は青く見える」症候群にかかってしまいました。この症候群、自分の持っている素敵なこと(色)がちっぽけに思えて互いにジェラシー全開で他人の素質(色)を羨ましがります。

だから、きちんと私が言ってあげよう。

あなたは、
あなたの青は素晴らしい。

あなたの青に胸ときめくことも
あなたの青に癒される人がいるんだよ。

✨✨✨

サファイアの青は、不純物として含まれる鉄とチタンの間の電荷移動によるものです。

(産地によっては二価の鉄と三価の鉄の電荷移動)

この鉄とチタンの微妙な量が大地のレシピのさじ加減。様々な青になります。

不純物としての鉄の濃度が高くなると暗青色になります。

スリランカのブルーサファイアは明るい青で透明感が高いのですが、カラーゾーン(バンド)と言って、青色が集中する場所があり、それを考慮して研磨することで綺麗な濃さの青を見せます。

空の青、
海の青、
朝顔の青、
矢車草の青、

どの青も好き。

比べなくてもみんな違ってみんないい。






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