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稼がずしてすべて実現できている話

私が書いている記事を見て、なんてラッキーで金銭的にも恵まれている人なんだろうと思った人もいるかも知れない。自分でラッキーだと思ってきたから、それは事実である。でも決してお金がたくさんあって実現したのではない。

まずは普通の家庭に育った。

父親は貧しかったからお金を稼ぎたかった。頑張って働いて家を買ったり、お金を稼いで豊かな暮らしを実現した。子どもたちにも何不自由なくさせたかった。会社は作ったが、借金も多くて大変だった。私のクレジットカードや教育ローンでなんとかやりくりしていたこともあった。
私は勉強しなくてもまあ勉強ができたので進学校の女子校に行ったが、行けとも言われなかったし、女だから大学なんて行かなくていいみたいな感じだったが、別に他にしたいことがなかったし、英語の勉強をしたかったのである私立の大学を希望したものだから私立の大学に行かせてくれた。
その後はロータリークラブの奨学金制度を友人から聞いて自分で申請し、運良く獲得してカナダに留学することができた。貯金まったくなかったのに!途中でお金がなくなったが親にも頼めなかったのだが、また運良く大学で働けてなんとか大学院を卒業することができた。就職活動はしなかったがピースボートでボランティア通訳として乗船できて、そのまま就職ができた。そうして働きながら世界を旅することができた。

結婚するまでもしてからも貯金をできたことは一度もなく、いつもぎりぎりなのだが、やりたいことはなぜか実現し、新しい自分の家族、2歳半の息子を連れて、旦那の母親もベビーシッターとして一緒に世界一周の船旅をすることもできた。

結婚してから名字が変わって運勢が変わったのか何かしらないが、(または旦那がいわゆる普通の給料がなかったので)経済的に苦しく辛い状態が続いた。だってジジババは健康でありがたいが、どちらのジジババも関東で、夫婦だけで子どもを育て、子どもが小さくて保育園に預けない選択をしたため自由に働けない時期が続いたから。でもまた運良くそのとき在宅で通訳ができた。夫婦になってからシングルの金銭感覚でお金を使っていたため、常にカツカツで大変だったがなんとか沖縄にいることで豊かさを感じ続けることができた。旦那は東京育ちだが、母親が沖縄出身で現在住んでいるところにご縁ができた。義理の母も父も健康を享受しているが、年金生活カツカツぐらしで全く貯金と縁がない。

つまるところ、金銭的な財産があるわけではなく、なにか別の財産があるということだ。

だいたいは「お金」というのに苦手意識がある。つねに「ない」と思ってしまう。でも「ない」に意識をあわせるのではなく、つねに「ある」ものに感謝して豊かであろうと努力している。じっさいお金的にはぜんぜんないし、全然稼いでいない。夫婦ともにおんなじ感じである。お金に対して抵抗をなくすればどんどん入ってくるとかいろいろ学んでいるがどうもまだ克服できずにいる。

ただ余談ではあるが子どもはちょっと金銭感覚が違う存在のようだから(ホロスコープ的にも、手相的にも、耳も福耳だし…)ガッポガッポ稼いでもらい、不自由なく選択肢が選べるように早くに自立してもらえたらありがたいと身勝手な期待をしている。

どうやら私も旦那も現在流通しているマネーを得ることと違う手段で徳を積み豊かになることを学びに来た魂なようだからである。

精神的な豊かさ、肉体的な健康、ありがたい友人関係、出会い、運、これらはお金では買えない。結果として生きて行けて「お金がないからできない」と思わないでいられる状態を目指している。

現になぜか不思議だが、全然稼いでいないのに、これまた余裕がない私の両親が助けてくれて新築のマンションに住むことができた。去年まで築40年のアパートに住んでいて県営住宅だったらよかったものの、アパートぐらしでも沖縄最低賃金生活、結構ぎりぎりで大変だったのだが、なんだか数字では表せない豊かさを得ることとなった。

だからやっぱり宇宙の法則は見える世界だけではない。
旦那に続く先祖の徳が私達を助けている気がする。
だからそれを信じて、なんとか生きていて、与えられているものに感謝して豊かだと思って生きるに限ると結論するに至る。
お金がない、と思うのも口にするのも辞めたい!
現にたまに子どもの前で言ってしまうときがあり、子どもが哀れな母にお年玉貯金からお金をそっと私の財布に入れたり、これで寿司食べようとか、言う時がある(涙)。

お金があったらあれができるのに、これができるのに、って思いがちだけど、なくてもできてきたんだ。だからこれからも、なくてもできるんだ!って思いたい。

今の世代の人々はyoutubeとかですごい桁違いなお金を稼いじゃうひとも多いけど、お金ってやっぱり見えないものであって、むなしさのなかに消えていく。それで本当には豊かにはなれないものかもしれない。

だから私は自慢じゃないけど、実証したい。そしてもっと確信したい。

本当の豊かさの話。

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