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繊細が職場でビビる5人

① 「いるよね?」な営業マン

営業は、HSP気質な人ともっとも相性の悪い職業なのではないだろうか?見知らぬ誰かのところに飛び込みで会いにいくとか、win-winになるように交渉するとか……考えただけでクラクラしてくる。何かを提案するってだけでバクバクに緊張するのに、アポも取らず働いてるところにいきなり登場して「これいらない?もちろんいるよね???」って厚かましく提案するなんて、京極夏彦の『鉄鼠の檻』くらい面厚いじゃんと思う。もしちゃんとアポを取れたとしても、私なんかに時間をさいてもらうなんて心苦しいから「あ、やっぱ大丈夫でした……」って逃げたくなる。営業の人は、あまたある仕事のなかでも一番すごい仕事をしていると自覚したほうがいい。

② ノースリーブ女子社員

夏になると突如として現れる、ノースリーブ女子社員。「あれ……そんなに肌を晒した状態で会社に来ていいんだったっけ……?」と、見た瞬間にバグが起きる。だって、私からすると二の腕はもうおっぱいだから。触り心地もそうだと聞くし、私からするとおっぱい丸出しで歩いてるのとなんら変わらない。女の私ですら目のやり場に困るわけだから、じゃあ男性社員はどんな顔してるの……?と、いらぬ顔面確認をしてしまう。もし帰りの電車で吊り革につかまろうものなら、赤の他人に脇とおっぱい(二の腕)をダブルで見せることになってしまうのに…もっと自分を大事にしてほしい…そんな親心のような目で、私はノースリーブ女子社員のことを見ている。(誰)

③ 最適化人間

もしかするとIT企業だけかもしれないが、チームに一人は"最適化人間"が存在する。クチグセは「パターン化できるようにしたい」「もっと効率いい方法ないんだっけ?」「クオリティもスピードも大事」の3つで、目標に最短ルートで行くことを仕事のモチベーションとしている。愛読書は「メモの魔力」「7つの習慣」、趣味は「野球」「海外旅行」。この人と仕事をするときは、小まめにメモをとってわかったフリをする「メモの魔力返し」や、たまの酒の席で「デキる男ですよね〜〜」と自尊心をくすぐって気持ちよくなってもらう「最適化返し」が有効だ。心得ておこう。

④ 出社推奨オジサン

コロナでリモートワークになったことは、内向的な私にとって、2020年以降に起こったすべての最高なできごとを差しおいても、最高オブ最高なできごとだった。朝ギリギリまで寝て、ゆっくり起きてコーヒーを淹れ、朝日を浴びながら静かな空間で仕事を始める。私の求めていた平穏がここにはある。…それなのに、チームに一人は「たまには出社してくださいよ〜〜」と言ってくる輩がいる。集中して仕事がしたいのに、なぜわざわざ集中力を削がれる場所に行かなければならないのか…?オフィスに集中力欠きに行きたいヤツなんていないだろ!と決め込んでググってみたら…どうやら近年、リモートワークで鬱気味になる人も増えているらしい。会社の人も、それを懸念して言ってきてくれたのかもしれない。が……私のインドアLOVERをあんまりみくびらないでほしい。

⑤ オフィスが実家な人

ともあれ、こないだ1年ぶりくらいにオフィスに出社したら、ソファ席で堂々と寝ている猛者を見かけた。よく赤の他人に堂々と寝顔を晒せるな……と恐れ慄いたのも束の間、その横の席にジャージのズボンをロールアップしてだらしなくパソコンに向かう、さらなる猛者を発見……!!! いやジャージて。まるで小学生が祖母の家に遊びに行って、スイカやら麦茶やらを飲ませてもらいながらゲームをしている、夏休みの昼下がりの一コマである。ここで疑問が生まれる。なんでみんなそんな我がもの顔でオフィスでダラダラできるの…?私はどうしても「資本家の城にお邪魔します」みたいな気持ちが抜けなくて、いまだかつてオフィスを自分の居場所だと思えた試しがないのに……私もジャージで来てみたら何か変わるのだろうか?……などと数分にわたって妄想してみたけど、おそらくそんな日は一生こないだろう。


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