見出し画像

SixTONES 松村北斗さんの「声」を存分に味わうプレイリスト

こんにちは。桜小路いをりです。

映画『すずめの戸締まり』の宗像草太さん役で、「カムカムエヴリバディ」の稔さんに続き時の人となっている、SixTONESの松村北斗さん。

Twitterで反響を見てニマニマしているうちに、ちょっと便乗してみようと思い、こうしてキーボードを打っています。

今回は、「北斗さんの声」を中心に、その魅力に触れながら、ユニット曲含むSixTONESの楽曲でプレイリストを組んでいきます。
私はあくまでSixTONES箱推しなので、ある程度客観的に書けるはず……!

viviの国宝級イケメンランキングは殿堂入り。
演技派で、デビューしてからは色んなドラマや映画に引っ張りだこ。
きらりと光る個性的なワードセンスも持ち合わせ、一方、メンバーといるときは「わんこ」と呼ばれるほどSixTONESが好きなことがひしひしと伝わってくる。
ほんっとうに多彩な魅力をもつ北斗さん。

その「ここが素敵なんです!」という部分を、少しでもお伝えできればと思います。

最後までお読みいただけると嬉しいです。

「わたし」

北斗さんが歌い出しの曲その1。まずは、今年リリースされた7枚目シングル「わたし」から。

SixTONESとしても、ジャニーズとしても珍しい、バラードに全振りした楽曲です。
北斗さんが出演した、ドラマ「恋なんて本気でやってどうするの?」の挿入歌としてリリースされました。

この曲の聴きどころのひとつは、ピアノの音色と共に、切なげな歌声で始まる歌い出し。
一瞬で楽曲の世界観に惹き込まれるような、不思議な浮遊感すら覚えます。

北斗さんの歌声には、奥行きがあるなと思います。
一音がもつ情報量が多い、といいますか、北斗さんがワンフレーズを宙に投げると、そこからふわっと曲の世界観が広がっていく感じ。声の残り方、響き方も、残像を残しながら消えていく感じがします。

「僕が僕じゃないみたいだ」

北斗さんが歌い出しの曲その2。

北斗さんと森七菜さんがW主演を務めた映画『ライアー×ライアー』の主題歌。SixTONESの4枚目のシングルです。
ラップなし、ダンスなし、というSixTONES初の試みの楽曲としてリリースされました。

歌い出しの引力はもちろん、北斗さんの歌声の切ない響きが、爽やかな曲に見事にマッチしています。
かなり華やかな雰囲気の曲でもあるので、切ない歌詞ではありますが、感情をしっかり乗せた歌い方。

嘘で自分を飾ってしまう、という歌詞の印象が強いからかもしれませんが、独特の「弱さ」や「強がり」すら感じる気がします。

ちなみに、SixTONESは表題曲のリアレンジもお得意でして。「僕が僕じゃないみたいだ」にも、しっとりとしたアレンジバージョンがあります。

より大人っぽくなって、そして、ほんの少し「強さ」を覚えたような素敵なアレンジなので、こちらもぜひ。四重奏の音色に、北斗さんの歌声が心地よく響きます。

「Imitation Rain」 from THE FIRST TAKE

SixTONESの記念すべきデビュー曲、X JAPANのYOSHIKIさん提供の「Imitation Rain」。
こちらの曲は、ジャニーズ初の出演となったTHE FIRST TAKEバージョンで。

下ハモ職人・北斗さんの歌声を、ぜひイヤホンの音量大きめにして聴いてみてください。

北斗さんは、メンバーカラーは黒を担当しています。だからなのか(は分かりませんが)、北斗さんの下ハモは、どっしりとした安心感と安定感があって、全体の歌声が引き締まるような感じがします。

でも、支えるだけじゃない。ただ低い声、というわけではなく、そこにしっかり情感があって、それがまた魅力的です。

「ってあなた」

ここからはユニット曲。「ってあなた」は、北斗さんと、メンバーの京本大我さんが共に歌った1曲です。
1枚目のアルバム「1ST」の音色盤収録曲。上のダイジェスト動画の8分50秒くらいから流れます。

ここで、知っていると更にユニット曲が面白くなるSixTONESの豆知識を少し。

この二人は、通称「きょもほく」と呼ばれるペア。かつて先輩後輩(北斗さんのほうが後輩です)として懐き懐かれていた二人がSixTONESとして同じグループに所属することになり、なんとなく気まずくなった結果、「不仲」をいじられるYouTubeの企画動画まで作られました。
現在は関係性も徐々に雪解けしていき、つかず離れずの絶妙な距離感をメンバーやファンに見守られています。(北斗さん曰く「馬が合わない」らしいです。)

馬は合わないが声は合う、正反対のようでいて根っこの部分で共鳴するような歌声が、きょもほくの魅力。
高音×低音、SixTONESの屋台骨とも称されるお二人がおくる、「弱い男」がテーマの1曲です。

この曲はハモリで展開していき、唯一のユニゾン(二人が同じ旋律を歌う部分)は、ラスサビの「ってあなた」というワードだけ。

ひとつの作品に対して超・ストイックな「きょもほく」のこだわりが、ぎゅっと凝縮されています。

「真っ赤な嘘」

「寄り酔い」や「ヨワネハキ」で有名な和ぬかさんの提供曲。
北斗さんと髙地優吾さんのユニット曲です。2枚目のアルバム「CITY」の初回盤B収録曲。上の動画では、2番目に流れます。

ここでも、よりユニット曲を楽しく聴くための豆知識を少し。

こちらは、通称「ゆごほく」と呼ばれるペア。このお二人は、SixTONESになる前の前から、4人組のジャニーズJr.内ユニット「B.I.Shadow」のメンバーとして共に活動していました。(詳しい事情は省きますが、なんなら1回CDデビューしてます。)しかし、同じく「B.I.Shadow」のメンバーだった菊池風磨さんと中島健人さんが「Sexy Zone」としてデビューすることになり、グループは事実上解散。その後も、髙地さんと北斗さんは何かと一緒に活動をし、紆余曲折を経て同じSixTONESのメンバーとしてデビューを果たしました。

ポジとネガ、陰と陽のパート分けもポイントです。(北斗さんが陰、髙地さんが陽になっています。)

ふわふわとした、独特な雰囲気の和ぬかさんの曲、キャッチーで中毒性のある歌詞、しかし、それを歌い上げるお二人の声にしっかり芯があるお陰で、絶妙な安定感が生まれている気がします。

そして、これは他の曲にも通じますが、北斗さんは文学的な日本語の歌詞が似合います。
もちろん英語もお上手ですが、日本語を情感たっぷりに丁寧に歌い上げられるメンバーがいるというのは、SixTONESにとっても、すごく大きな強みになっていると思います。
(私はよく「SixTONESは歌詞に説得力がある」と書くのですが、他の5人の声や表現力はもちろん、北斗さんの存在もかなり大きい気がします)

「うやむや」 (番外編)

こちらは、SixTONESとしては初、ジャニーズとしても珍しい「本人不在」のMVが制作された「うやむや」。
1枚目のアルバム「1ST」の通常盤収録曲です。

北斗さんの歌声について語る記事の主旨とはずれてしまうので、番外編という形で。

「うやむや」は、ボカロっぽい無機質な曲調が魅力で、ジャニーズとしても新しいテイストの楽曲です。

実は、この「うやむや」が制作されたきっかけは、北斗さんの提案だったとか。

この曲を機にSixTONES沼に足を踏み入れた方も多いのかな、と思います。

新たなSixTONESの一面を魅せてくれた1曲、北斗さんの提案がなければ作られなかったであろうものなので、「うやむや」は、個人的に北斗さんのイメージです。
(無機質で、ちょっと遠回りな表現の歌詞が多いところもそれっぽい。)

まとめ

公式さんのほうからMVが出ていない曲もあり、特にユニット曲は、その曲が収録されているアルバムのダイジェスト動画のリンクを貼らせていただきました。

スト担さんが制作された歌割の動画などはたくさんあると思いますので、ぜひYouTubeのほうで調べてみてください。

最後におすすめのストチューブ(SixTONESのYouTube)も少しだけ。
私のイチ推しは、こちらの「かくれんぼ」企画。

6人が、ひたすら無邪気にかくれんぼをする様子が見られます。

今回はあくまでも「北斗さんの歌声」にフォーカスしましたが、SixTONESは、メンバー全員それぞれ違った魅力をもっていて、誰一人欠けても「SixTONES」にはならなかったグループ。

その名前は、「原石たち」という意味の「stones」と、「6つの音色」という意味の「six tones」を掛け合わせて、ジャニーさんが名付けたものです。

全員の歌声が集まって、響き合って初めて奏でられる音が、世界が、SixTONESの楽曲にはある気がします。

書き切れない魅力がまだまだたくさんありますが、この記事で、ほんの少しでも、北斗さんの、ひいてはSixTONESの魅力がお伝えできていたら嬉しいです。

そして! 「team SixTONES」は、SixTONESのファン、メンバー、スタッフさんを含めたSixTONESに関わりのある全員のことを指しています。
北斗さん曰く「SixTONESを認識した全ての人がSixTONES」ですので、この記事を開いてくださったあなたも、漏れなく「team SixTONES」です!



今回お借りした見出し画像は、ずばり「扉」の写真です。『すずめの戸締まり』に便乗させていただきました。私は震災のお話が得意ではないので、アマゾンプライムで配信されるまで待つのですが……もう観に行かれた方の感想を拝見しつつ、楽しみにしようと思います。
この記事が、SixTONESをより深く知るきっかけ、いわば「扉」になってくれたら嬉しい、という想いも込めて。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。