ひとつの言葉、いくつもの思い出。〜川上弘美さん『わたしの好きな季語』〜
こんにちは。桜小路いをりです。
先日、川上弘美さんのエッセイ集『わたしの好きな季語』を読み終えました。
96個の季語に纏わる思い出を綴ったエッセイが、96編。
各エッセイで、その季語を使った有名な俳句も紹介されています。
趣き深い季語、川上さんの素敵なエッセイ、そして名句がぎゅっと詰め込まれた、宝箱のような1冊です。
しなやかで繊細で、ちょっとお茶目な川上さんの文章は、読み進めるたびに心地よくて、つい一気読みしてしまいました。
優しい手触りのコットンのお洋服みたいな。