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ラジオと読書日記#5|9/17〜9/20

9/17
またハマりブームがひと段落してしまい、堕落生活を2週間ほどしている間、ためてたネトフリも最新話も見終わってしまった。ワンピースアニメ&実写、ハヤブサ消防団、無職転生、私の幸せな結婚、アンデッドガール マーダーファルス。
最後の二つは、大正〜明治時代の所作とか街並みとか服装とか装飾品が素敵だから好き。

YouTube、TikTokまで一通り飽きたので、どうしようかとPodcastをあさる。コテンラジオも超相対性理論も最新話まで見ちゃったしTakramRADIOやWEEKLYOCHIAIは気になるテーマのものは見尽くしたし、、そんなとき、雑誌「広告」の編集長小野直紀さんと、落合さんとも対談してた「空海論/仏教論」の著者 清水高志さんのPodcastを発見。堕落生活から、”よっこいしょぉ〜”と起こしてくれる感覚。おもろい。

1時間過ぎくらいからが特におもろくて。(密教の話はまじで分からなかったけれど。)「西洋的な考え方で行き詰まる時代だから、そうじゃない考えを持たないと、何があっても西洋的な考えから抜け出せない」と小野さん。(わかる!広告代理店とかスタートアップで苦しかった時の感覚思い出す!)頭と終わりを言うのはイマイチ、と清水さん。どうせかりそめだから、適当で良いっていう考え方は、確かに多神教の日本ならではの粋さ。(一神論的な始まりと終わりを決めるのは無粋な感覚く気がする。)コテンラジオのアーリー視聴最新回「善性の発動条件」で、”人類はどこまでを仲間と捉えるか”っていう話に酷く違和感を覚えた時の感覚とリンク。あっち行ったりこっち行ったり変わっていくのがデフォであり、間を否定しない。原因をどこにも期せない。曖昧なままで済ませられる。

清水さん曰く、夏目漱石は、通俗的に脱俗するらしい。(それが成立している感じが、東洋っぽい・日本っぽいのかな)

仏教的には「魂」をどう理解してるのか・・・めっちゃ気になるけどめっちゃむずそう・・・・。とりあえず、「今日のアミニズム」を買った。

9/18
『広告』編集長の小野直紀さんの考えが気になり、別の回を聞く。「『ソーシャル』の意味を問い直す」がおもろかった。小野さんが、次何をしたいのか、の話。

学問・論理として東洋思想が根付いていない感覚がある。身体感覚はわかるが、言語・論理で表すことがない。文化と経済は西洋的なものだから、どっちもない可能性もあるのかな〜と。論理を超えるところに物語を紡ぐ文学にヒントがあるのでは?目的を定めず、一度崩してみたい。文化は手段的に捉えられる側面もある。「スミレが咲くことでその周りのどのような影響があるかどうかは、スミレの預かり知らぬものだ。」自分が何かに踊らされているような気持ちになることがあるのはよくわかる。

パーパスやミッションビジョンは、ほんにピッタリする訳がない。西洋は、神からの使命→じゃあ個はどうあるか?となる。パーパスを持っていることがそもそも道徳的に当たり前で、自然。「calling」神様の代替が仕事な側面も。
日本は、そこがない。パーパス設定すればいい!という手段に。「社会に対して良いことをしなければならない」→個は空っぽ。「べき」で動き、搾取される。

らしさや主体が欠如しているけど、そのまま来た。東洋的。人と人の間で自分が作られる。その間で、ハウツーで自分を構築していく西洋的ムーブもある。「あなたは何したいの?」と問われることが日本はない。就活で初めて考えて無理やり作り上げる。自己分析した自分に載せていくけど、社会でたあと乖離が出て苦しむ。アップデートし続ける苦しさがある。職場と自分の生きがいを沿わせるものに・・・。会社という傘の中で、どううまくやるか・・という考えになると、自分の中のプロトコルと沿わなくなることあり

一生懸命やる・圧倒的にやる、ということが拠り所にもなるし、楽しさの源にもなる。ただ好きだからやる、本当にただそれだけ。その好きな行為を一生懸命やる。それだけ。

「やりたいことを持つことと、それを実現することの繰り返し」という考えの軽やかさが良いなー。

9/19

たとえば煉瓦やガラスやセメントのようなものを使わないところから、横殴りの風雨を防ぐためには庇を深くする必要があったであろうし、日本人とて暗い部屋よりは明るい部屋を便利としたに違いないが、是非なくああなったのでもあろう。が、美というものは常に生活の実際から発達するもので、暗い部屋に住むことを余儀なくされたわれわれの先祖は、いつしか陰翳のうちに美を発見し、やがては美の目的に沿うように陰翳を利用するに至った。

陰翳礼讃 / 谷崎潤一郎

ものに魂が宿る考え方、なんかあるよな、日本。WEB編集者の仕事として目指す方向を悩んでいた時、存在意義が「編む行為」だと腑に落ちた感覚とリンク。テキスタイル・素材・手仕事の何かに繋がりを感じてそれを尊ぶ感覚というか・・・。

なんか、谷崎潤一郎の陰翳礼讃検索したら、虎屋の羊羹出てきた。


9/20
「敗者のつぶやき」新着きた!相変わらず意味がわからんのにおもろいという、意味のわからない状態になった。

デザインと言った瞬間に人間中心になる。デザインと言った瞬間、自己矛盾をしている。簡単な方法は、デザインを手放すこと。
これ、テトラレンマ的な話になるんじゃ・・・・・・・・デザインではなくアートである、デザインでありアートではない、はあるとして、「デザインでもありアートでもある」を作ろうとしてる・・・・?(デザインでもなくアートでもない、はおいといて。)

普通の逆。普通によって弾かれてきたものを包括する、というスタンスの言葉。細かく定義しない、という定義。
普通と、そうじゃないもの、という結局二元論になって戦っている構図が変わらないのが違和感だけれど、でもこれで救われる気持ちにもなる。で、今度はこの言葉がまた一般的になると違和感の対象になる連鎖なのかな、、、「ていねいな暮らし」も、「ファインダー越しの私の世界」も、偏見が付き纏ってくるようになって、悲しい気持ちになったのを覚えてる・・。アイコンを借りて仮初で楽しめば良いけれど、それがその人の全てだ(少なくともその人のメインストリームだ)と決めつける、一神教的な自我感覚がそもそも違和感の正体なのでは・・・・。これは・・「今日のアミニズム」をいよいよ読もう。。多神教的ムーブの理解があまりにもないので。(身体感覚はなんとなくわかるけど)

9/21
江戸時代〜大正時代にハマっている私にとって、四歩の商品があまりにもドンピシャなので、なぜこんなことになっているのか、運営会社を調べた。

「DAILIES」とは毎日や日常を意味するDAILYの複数形です。お客様ひとりひとりの様々な日常生活を大切に、少しだけ豊かにするお手伝いができたら。

デイリーズグループ

お食事と日用品と古道具

四歩

あまりにも!!!あまりにも言葉足らずである!!涙
こんなに世界観が統一されているのにブランドアイデンティティの紹介がない・・見当たらない・・・セレクト基準はなんなのか・・どんな思いがあるのか・・知りたい・・・・・・

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