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Platens / Of Poetry And Silent Mastery (2021)

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Platens / Of Poetry And Silent Mastery (2021)

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イタリア出身のマルチミュージシャンでThy Majestieにも参加していたDario Grillo(Guitar、Bass、Vo、Key)のプロジェクトであるPlatensの実に7年振りとなる3rdアルバム。

音楽性は1st、2ndアルバムを踏襲するエッジの効いたメロディアスハードで、アルバム自体の発表スパン自体が長いので曲自体もかなり練られている印象で、フックのある印象的で叙情的なメロディを煌びやかな鍵盤が包み込む、実に素晴らしい作品に仕上がっています。

1曲目に疾走する曲を配置していたこれまでとは違い、ミドルテンポな「Conspiracy」で幕を開ける本作は、疾走曲で取り敢えず掴みにいくのではなく今までよりも楽曲を練り込んで作っているからじっくり聴いてくれ、といったDarioの自信を感じたりもしました。
個人的なハイライトは10曲目の「Where The River Flows」で、どこかColin Peel在籍時のPraying Mantisを思わせる哀愁のメロディたっぷりな楽曲で最高です。

昨今ではストリーミング等で音楽を聴く人が増えて、アルバム自体を通して聴く事が少なくなっているように感じますが、ヘヴィメタル/ハードロックに関して言うと、アルバムは単なるシングルの寄せ集めでは無くて、アーティストが曲順等にまで気を配って仕上げている作品である事が多いと個人的には感じているので、アルバム自体を頭から最後までしっかり聴いて欲しいですね。


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