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Racer X / Live Extreme Volume (1988)

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Racer X / Live Extreme Volume (1988)

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Paul GilbertがMr. Big加入前に率いていたバンド、Racer Xのライブアルバムです。

当時、超絶技巧をウリにしていたバンドのその凄まじいライブの模様が存分に堪能出来るアルバムで、Paulとその弟子Bruceの一糸乱れぬツインリードは勿論、後にJudas Priestに加入する事になるScott Travisの若さ溢れるプレイも聴くことが出来ます。
ある意味、ツインリードで言ったら数あるバンドの中でも最強と言ってもいいんじゃないかと思います。ライブでこのクオリティは素晴らしいですね。
色々と言われているJeffのヴォーカルもこのライブ盤での方がスタジオ盤よりも勢いもありますし声も出ていていい感じです。Jeffは何故か後にドラマーに転身しBadlandsの2ndアルバム等で活躍します。

Bruceが加入する以前の1stアルバムからの曲もツインリードにアレンジされていますし、未発表曲も3曲収録されていて、僕はスタジオ盤よりもっぱらこのライブ盤を聴く事の方が多いです。特に#1 Loud And Clearのツインリードのアレンジは今聴いても痺れますね。ちなみにギターはちゃんとパンニングされていて、Paulが左チャンネルでBruceが右チャンネルなので二人の違いを楽しむことも出来ます。

Paulの話だとライブ前の2週間は連日スタジオで10時間を超えるリハーサルをやっていたそうで、メンバーもよく食らいついていったなぁと思います。
Bruceは後に腱鞘炎になってしまい暫くの間は満足にギターを弾く事もままならなかったようですが、そこまでやらないとPaulには追い付けなかったという事で、改めてPaulは天才だと思う次第です。

しかし楽器隊全員のソロが収められているライブ盤ってのも凄いですが、ちゃんとRace Xを聴く人が何を求めているのかをわかっていますね笑
ちなみにLive Extreme Volume IIもあるので興味のある方はそちらもチェックされてみる事をオススメします。

Racer X:
Jeff Martin - Vocals
Paul Gilbert - Lead Guitar
Bruce Bouillet - Lead Guitar
John Alderete - Bass guitar
Scott Travis - Drums


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