欧米の宗教論争
欧米では今、「宗教論争」とでも呼ぶべき論争が起きています。「起きています」というよりも、だいぶ前に始まり、それがずっと続いています。
一流の科学者や哲学者らが宗教を痛烈に批判しています。曰く、神などいない、宗教には害悪しかない、などなど。それに対し、宗教家らが反論し、それに対し科学者らが再反論、といったかたちで論争が行われています。
この論争において特筆すべきなのは、
1.イギリスのリチャード・ドーキンズなど、日本であれば「東大名誉教授」といったいわば最高のポジションを占めているような一流の科学者が、
2.それまで批判することがタブーとされてきた宗教というものについて、
3.歯に衣着せない痛烈な批判をしている、
という点です。そして、その批判における論理展開/ロジック、これが実に面白い。
宗教を批判している科学者らは"The New Atheists"と呼ばれています。その代表格が、このNote記事の写真に写っているRichard Dawkins、Sam Harris、故Christopher HitchensとDan Dennettです。これ以外にも、哲学者のA.C.Graylingや物理学者のLawrence Kraussらも挙げられるでしょう。
この宗教論争、本当におもしろいので、英語がある程度分かる方にはぜひフォローすることをおすすめします。YouTubeで"The New Atheists"で検索すれば興味深い動画がいろいろと出てきます。
https://www.youtube.com/results?search_query=The+New+Atheists
そして、The New Atheistsに対する信者/聖職者サイドの反論を見たり聴いたりし、いろいろと考えるのも楽しい。オススメです。
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