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レスポンスが早い診断士はなぜ仕事ができるのか

こんにちは、中小企業診断士の三木です。

診断士活動のコツで「レスポンスを早く!」というのをよく耳にします。
そこから転じて「レスポンスの早い診断士は仕事ができる」ということもまたあるかなと思っています。

診断士がグループで案件に携わる時など、レスポンスの早い人/遅い人は分かれてきます。
レスポンスの早い人は、連絡が早いだけではなく、提出物の納期も早めに出してくれたりします。また、アイデア募集のような回答必須でない問いかけにも、積極的なコメントをしてくれるように感じます。

ちなみに「早い」を具体的な時間で言うと、たとえばFacebookやLINEのメッセージにはたいてい5分以内、遅くても1時間以内にリアクションをしてくれます。
正式な回答に時間を要する場合などには「○○時頃までにあらためて回答します」と、いったんの返信をくれることも多いです。

では、レスポンス早い人が仕事できる(感じがする)というのはどうなんでしょう?いくつか理屈を考えてみました。

【印象】
返事が早い人にはシンプルにいい印象を受けます。それが急ぎの用事である場合は特にで、「この人はすぐ回答をくれる人」と認識されるようになります。
「他のことに優先して、自分に回答をくれた」という感謝の気持ちが、「仕事ができる」というイメージに繋がる、ということはあるでしょう。

【挙手】
案件のオファーの場合、早い者勝ちというケースも少なくありません。手を挙げるスピードが早いとより多くの仕事にありつけ、経験や評判を得られるようにもなります。

【余裕】
報告書や原稿など仕事の成果物を納期よりも早く出してくれると、
発注者もちゃんと確認をする時間をとれますので、より安心して仕事をお願いしやすくなります。
(逆にいつも納期ギリギリの人にはヒヤヒヤしちゃいますよね・・・)

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【売れっ子】
レスポンスの早さは、その人の仕事の忙しさから、必要に迫られてということも考えられます。
ある判断をいったん保留にすると、後で検討しなおす分だけ二重に時間をとられることになります。すると、複数案件をがっつり進めている場合など、他の件もどんどん入ってくるため、仕事がまわらなくなってしまいます。
そんな売れっ子ぶり(=仕事ができる)から、クイックレスポンスに徹している人もおられます。

【決断力】
なお、スピーディな判断・決断にも、それなりの力が必要になります。
顧客や診断士仲間から相談を受けたとき、その内容についての知識や情報が不十分だと即座の回答は難しいです。

レスポンスを意識的に早くしている人は、即座の回答ができるように、常日頃、仕事の経験から知識を得たり、アンテナを高くして新しい情報を積極的に取りにいってたりしています。
逆に言うと、クイックレスポンスを課すことによって自身に負荷をかけ、
力をアップさせるためのバネにしているようにも見えます。

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【覚悟と自信】
また、メンタル的なところで付け加えると、決断するための覚悟やポジティブさを持ち合わせているような気がします。
難しい問題でも「エイヤ!」で決められるだけの気合があって、もし問題が起きた時でもリカバーする覚悟と自信がある、というような。


以上、(一部こじつけ感もありますが…)まとめてみました。
「レスポンスが早い」とは、単なる返事のスピードだけではなく、仕事全体に対する姿勢があって成り立つもののようです。

なお念のため、「仕事ができる人はレスポンスが早い」とは言っていませんので、のんびりタイプ方もどうぞご安心ください。

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