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診断士協会・支部とのハッピーなつきあい方

こんにちは、東京都中小企業診断協会(東京協会) 城西支部の三木です。

5月は東京協会の各支部で年次総会が行われる時期で、私の所属する城西支部でも先週、会員総会や記念講演(ゲスト経営者さんのお話)、懇親会などが華々しく行われました。

今回は、そんな中小企業診断士のいわゆる「協会・支部」について、入会するメリットや活用方法などをまとめてみました。


1.協会・支部で得られるさまざまな機会

協会・支部に入会すると、会員としてさまざまな機会に恵まれます。
代表的なものが、(1)実務従事 (2)研究会 (3)各種イベント (4)マスターコース です。

(1)診断士資格の更新要件として必要になる“実務ポイント”を得られる実務従事は、特に企業内診断士にとって特に気になるものですが、東京協会では実務従事案件の紹介を行っています(有料)。実務従事のマッチング大会が年に何度か行われたり、支部によっては実務従事案件情報が炊事会員向けメール等で案内されるところもあります。
ちなみに我らが城西支部では「城西実務実習制度(昨年までの呼び名は「マイスタープログラム」)」として、なんと無料(交通費・打合せ会議室料など実費のみ負担)で実務従事に参加することができます。

※参考:【城西支部ホームページ「支部独自の取り組み(城西実務実習制度はページ後半に掲載)」】

(2)研究会の多くは協会または各支部の中の組織として存在していますので、研究会に入るための資格として協会員になる必要があります。
※ただし、協会員でなくても入れる研究会や、協会に属さない独立した任意団体としての研究会もあります(中小企業政策研究会もそう)。

(3)マスターコース(=プロコン塾)も同様で、協会員でなければ原則受講できなかったり、受講できるが会費が高くなるコースなどがあります。

(4)各種イベントについて、協会・支部ではどこもほぼ毎月の頻度で、会員向けのイベントを開催しています。
補助金・助成金や地域活性化事業など、診断実務に直結するノウハウを勉強できるセミナーや、基礎的なスキル(文章術、プレゼン、IT、等々)を学べる勉強会、それから、会員同士の親睦をはかる交流イベント(飲み会、遠足、BBQ、などなど)も意外と充実しています。
一般だと結構な参加費がかかりそうな内容のセミナー・研修に、診断士なら格安(または無料)で参加できるのは、個人的に特にありがたい面だと感じています。


2.活動ベースの一つとして

診断士として活動ベース(拠点、拠り所、居場所、のような)となるコミュニティがあると何かと活動がしやすくなります。
コミュニティでは、仲間と情報交換をしたり、刺激を与えあったり、一緒に案件に取り組んだりと多くのメリットがありますが、支部や(支部の中の)部会、研究会を活動のベースコミュニティにしている人は多いいます。
なおこのベースは1つに限る必要はなく、複数のベースに所属することで、より多種多様な人との繋がりができることや、所属するコミュニティが複数重なるメンバーとはより親しい関係になれる、などのいいこともあります。


3.協会・支部だからこそお会いできる人たち

2とも関連しますが、診断士活動の幅を広げるには、色々なタイプの方と繋がりがあるのが望ましいです。
私は中小企業政策研究会を活動の主なベースとしていますが、ここは比較的年齢の若いメンバーが中心で、企業内診断士が多いコミュニティです。一方、協会・支部の方々は診断士としてベテラン・重鎮の先生方が沢山おられ、独立されている診断士の割合が高くなります。近しい立場の仲間とすごすのも良いですが、大先輩の先生方から学べる機会も貴重なもので、どちらも大切にしていきたいと思っています。

4.人を集める場としても

自分が会を主宰する立場になったときに、仲間を集める場として協会・支部は非常に優れています。
新人診断士が一度にまとめて集まる(入ってくる)場というのは他にそうそうなく、そのため、研究会やマスターコース主宰者は支部イベントやスプリングフォーラムでの新人勧誘には特に力を入れています。
ちょっと趣旨から外れますが、私の趣味のサイクリングでも、東京協会公認の「サイクリング同好会」ができたおかげで、ステキな自転車仲間と出会うことができました(笑)
なお、勧誘してくる中には↓のような人もいますので少々お気をつけを・・・。

以上、4つの視点からまとめてみました。

診断士の資格を「足の裏の米粒(=とっても食えない)」と自嘲する人がいますが、協会・支部も同じだと思います。
「年会費5万円がもったいない」と言うのも一つの意見ではありますが、入会しただけで良いことが向こうからやってくるわけではありませんね。
まずはイベントに顔を出してみたり、研究会や部に入って活動のベースにしたりと、動いてみることで初めて、協会・支部とのいいつきあい方が見えてくるのではないでしょうか。

※協会・支部についてはこちらもご参考に。


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