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イベント会社の企業内診断士ができることは。

こんにちは、中小企業診断士の三木です。

今日は、診断士で学んだことを会社の仕事にどう繋げているか、自分の一例をお話しします。

私はイベント会社、主に国際会議や業界団体のビジネスミーティングなどを企画運営する会社で働いています。

診断士の仕事でまず浮かぶところの“企業診断・コンサルティング”とはなかなかイメージが結び付かないような商売ですが、そんな中でも、ところどころで「あ、診断士が役に立っているかも」と思う場面が含まれています。

私の仕事の概要ですが、入社からしばらくはディレクターとして営業~イベント準備・当日運営を現場で担当していました。数年前に制作の専門チームをつくり、今はそのマネジメントの仕事を主にやっています。

【制作チームのマネジメント】
10数人ほどのメンバーがいるチームで、イベントで使われる本・冊子などを作っていますが、その作業工程をフローに分解してスケジュール管理をしたり、改善ポイントを見つけてチーム内外での共有や、マニュアル化などを行うのは、『事例3』や『運営管理』を考えるヒントにしているなと思います。
また、チームメンバーのケアには、『事例1』の組織・人事も関係してますかね。

【数字にかかわるお仕事】
上記の制作の仕事とは別に、数字を扱う仕事なども兼務で行っています。
事業部内で、各拠点から報告される売上などの数字をチェックして、資料としてまとめたり分析したりするもので、この仕事はわりと診断士寄りで『財務・会計』の知識が直接的に役に立つので、『事例4』で苦しめられたことも少しは甲斐があったのかもしれません。

【社内研修の講師】
若手社員や新入社員むけに、仕事の実務や、Excelなどツールについての社内研修講師をさせてもらうこともあります。
試験科目からは離れますが、診断士活動の中で、人前で話したり発表の資料を造ったりする機会は無数にありますので、その経験がそのまま役立っていると感じます。

以上、自分の仕事の中で、診断士と結び付けやすいものを3つほど挙げてみました。
今の担当業務以外でも、たとえば営業でお客様に接する場面で、要望をさぐるヒアリング能力や、担当するイベントにあった提案を考えるといった形でのコンサルティング能力を発揮できたのかなと思います。

コンサルティングファームや金融機関、ITベンダーなどは、診断士とのつながりをイメージしやすい業種ですが、そうでない業界・業種でも、診断士で学んだ知識や経験、得られる情報は、会社の中で活かすチャンスはおそらくあります。

ふだん日々の業務に追われがちになってしまいますが・・・、「現状把握 → あるべき姿のイメージ → 課題設定 → 提案・実施」という、基本の流れを思い浮かべながら、会社の中で診断士を活かせる場面を見つけるのも、仕事の楽しみのひとつではないでしょうか。


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