見出し画像

アラフィフのおっさんから見たVRChatやcluster

Quest3を買ってからVRChatやclusterについて知ったのですが、それらについて思ったことは…。

「お互いに見知らぬ誰かとのコミュニケーションを楽しみたい」という人はいつの時代も常に一定数存在して無くならないのだな…ということ。

正確には「いつの時代も」というのはここ30年ぐらいに限った話になりますけどね。

ちょうど30年前というと自分が就職して会社勤めを始めた年になりますが、当時は職場で社員に一人一台ノートパソコンが配られ始めた時代でして、自分も配属後すぐにNECの98NOTEが支給されたのを覚えています。

今となってはその98NOTEで何をしていたのかよく覚えていませんが、94年ということはWindows95も無かったでしょうから良くてWindows3.1もしくはMS-DOSでソフトを動かしていたということになりますか…。

その頃は個人でもプライベートでPCを使う人がぼちぼち出てきた時期で、エレクトロニクスメーカー勤務のエンジニアである自分の周りでは比較的そういう人が多かった気がします。

で、そういう人達が仕事を終えて家に帰って何をしていたかというと、今では全く見なくなったモデムというものを電話回線に繋げて「パソコン通信」なるものをやっていたみたいです。

「パソコン通信」で何をしていたのかと言えば掲示板とチャットが主で、今とは使用する通信回線や端末が違っていましたが、掲示板とチャットについてはやっていること自体は現在とあまり変わらなかった気がします。

それから2チャンネルなどのインターネット掲示板が出てきたり、mixiが流行ったり、XやInstagramなどのSNSが出てきたり、ユニバースということでVRChatやclusterが出てきたりしたわけですが、結局やっていることの本質は「お互いに見知らぬ誰かとのコミュニケーションを楽しむ」ということで30年間特に変わっていないのだな…と思ったわけでした。

こちらで書いたように自分もVRChatやclusterを始めてみましたが、正直まだそこで見知らぬ誰かとのコミュニケーションを楽しみたいとは思っていません。どちらかと言えば現実世界ではないバーチャルだからこそ没入できる世界を体験したいという方が強いですね。

それと言うのもここ30年ぐらいの歴史を実際に体験してきたからなのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?