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大糸線(1)

はじめに

2022年に「鉄印帳」を収集するために全国を旅していた中で、北陸から糸魚川を経由して白馬に泊まるルートを選んだことがある。
大糸線との初めての出会いはその時だ。
#この投稿のカバー写真は2022年8月にえちごトキめき鉄道の「雪月花」に乗車した際に糸魚川に立ち寄った際に撮影した大糸線。「鉄印帳」収集旅行とは別で、「見ただけ」の出会いはこの2022年8月が最初である。

大糸線(大糸北線)との出会い

2022年10月9日。はじめて大糸線糸魚川ー南小谷ー白馬のルートを乗車した。糸魚川から乗車した車両は糸魚川20:11発の438D列車。糸魚川を出る最終の運用です。
夜なので車窓は真っ暗。私は車窓が暗い時は手元のスマートフォンでGoogle Mapか国土地理院地図を開いて現在地の地理を見ながら乗車する。

2022.10.9 大糸線初乗車時のGoogle Map

糸魚川ー南小谷、いわゆる大糸北線(JR西日本区間・非電化)初乗車が夜間だったにもかかわらず、手元の地図で姫川沿いの渓谷を走行していることを理解しながら、並走する国道148号線の道路の走り方と比較して、「よくこんな峡谷に線路が通っているな」と感慨深く感じたのはよく覚えている。
地図で一直線のトンネルが描かれていて、それが「真那板山トンネル」という興味深い名称だったこともよく記憶している。
闇夜の気動車旅で、乗客も噂通り空気輸送状態(確か4、5名程度)で、途中の平岩かどこかで降車された乗客が居て「こんな夜遅くにこの駅で降りる方がいらっしゃるんだ」と驚いたこともよく覚えている。
その後、真っ暗な南小谷でJR西からJR東の車両に乗り換えて、白馬で一泊しさらに南下した、というのが私の大糸線の初体験である。

大糸線応援団

地図を眺めながらの大糸線初乗車だったにもかかわらず、厳しい地理条件の中を進む線路の状態を見て一気に大糸線に興味が湧いた。一目惚れに近い。
一方で、昨今喧伝される「赤字ローカル線問題」では大糸線、特に大糸北線の赤字については報道等でよく目にする所であり、その点でも気になる存在ではあった。
沿線自治体が乗車促進運動として「大糸線応援団」を組成している、というのは駅に貼られたポスターなどで記憶しており、旅から帰ったのちにWebを探って大糸線応援団について調べた所、参加のハードルはあまり高く無いように見受けられたので、応援団にエントリーすることにした。
ちなみに似たような取り組みで、福島県の「只見線応援団」にはすでに参加していたので、こうした組織への参加に対する気持ち面のハードルはさほど高くはなかった。
一目惚れも勢いづくと動きは止まらない。いいのか悪いのかはわからない。

その後

2022年はその後12月にも大糸線乗車を主目的に糸魚川・南小谷を往復。2023年も年始早々1月や、雪解け間近の3月にも乗車している。
これだけ数多く訪問する中で、大糸線だけでなく周辺自治体への興味もがぜん湧いてきて、長野県小谷村、新潟県糸魚川市について興味が湧いてきて、関連してえちごトキめき鉄道の走るエリア(新潟県上越市、新潟県妙高市など)にも興味を持つようになっている。

しばらく、大糸線と沿線自治体の四方山について記すことにします。よろしければ引き続きおつきあいを。

2022.10.9の南小谷での乗り換え

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