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what's up, Jil !!

ジルサンダー。ドイツ出身。デザイナーでありパタンナーでもある。服の作り方が独特で、デッサンやドローイングをせずにフィッティングを繰り返しながらの裁断や素材あわせ、細部調整をする。
自身が立ち上げた企業としてのジルサンダーはプラダグループの傘下になり、その後オンワードグループに移る。いまも世界的ハイファッションブランドとしてモード界に君臨している。ただし、彼女本人は、オトナの事情でジルサンダー社を2000年に去っているのだ。(その後もジルサンダー社は再度ジルサンダーをむかえるがまた辞めるという繰り返しが続く) ややこしい。   現在、本人自身はまったくブランドであるジルサンダーには関与していない。彼女はこのことについてどう思っているのだろう。(グッチオグッチなきグッチのよう) 2004年にジルサンダー社を去った後、5年後の2009年に表舞台にたつ。それがユニクロとのコンサルト業務。世間を席巻したフリースがひと段落したユニクロも今後の方向性を模索していた。さっそく妥協をゆるさない彼女とユニクロはWIN-WIN関係となる。ユニクロの新しい試みとして、アイテムとしては高価格帯に位置する「+J」を展開。あのジルサンダーデザインの服がユニクロで? 今でもボクは記憶している。当時、銀座GUがある場所にユニクロがあり、そこに「+J」スペースがあった。それはそれはクールな空間だった。あの頃から、ユニクロは企業としてファッション界の地位を駆け上ることとなる。

2020年秋冬、ユニクロで +J が復活する。
シンプルでいて、洗練、高品質、近代的、漆黒と純白のキーカラー、
非常に楽しみだ。

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