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基本研修ハンドブック改訂第三版、ようやく出来ました
あっという間に12月になり、、、と言っている間にもう終盤。ことしも残り2週間をきりました。当初は夏ぐらいの出版を目途にがんばって製作作業を行っていたこの本の改訂版が、ちょっと遅れましたがなんとか年内に正式に発刊されました。
出版元の南山堂のサイトから。
なんか、サムネが小さいんですけど…
出版社の南山堂に問い合わせてみたところ、
「仕様なので、仕様がないんです!」とのこと。
うむむ。
ということで、若干不本意ですがamazonのリンクを。
おお!表紙が大きい!
アマゾン以外もみてみよう・・・
hontoだと、逆にデカすぎ…
この際だから紀伊國屋もみてみると。
おんなじだ!
25日まではポイント2倍のクリスマスキャンペーン中。
買うならここからか?
もちろんいろいろご批判はあるとは思います。
重い、とか。
厚い、とか。
でも、まあコロナ禍の中、そして周辺状況、特に総合診療専門医がらみの事情が不安定な中、なんとか走りぬいてホッとしたのが率直な本音です。
10年以上、この本にかかわったので、たぶん僕はもうこれで卒業します。
いろいろありました。いつかまとめてどこかでその背景については書こうと思います。
お世話になった、南山堂のAさん。Uさん。Kさん(Kさんは二人いる)。Yさん。ほんとにこれまでお世話になりました。高田純次の言う、年取ってしてはいけないことの一つに、昔話・苦労話があるのだけれど、これだけ大勢の人が関わる、そして公式のハンドブックとなるといろんなことをいう人がいますのでほんと大変でした。その過程で私はとっても成長したと思います。そして、これまでの編集委員の先生たち。ほんとみんな偉くなりました!
今回の改訂版では、編集責任として男女比にこだわりました。
編集委員は男女比1:1を達成しました。
そのせいで、編集会議は昼間に行われることが多くなりました。前版までの会議は土曜の夜に行われることがほとんどでした。それはもちろん、移動などの関係もあったのですが、まあコロナもあって会議自体すべてリモートになって行いやすくなりました。そうなると子供の面倒を見る人の都合のつけやすい時間帯が中心になります。日曜の昼とか、平日の日中とか。
ただそれだけで、視野や視点が広がったなあ、と感じました。
でも、執筆者については1:1は、残念ながらかないませんでした。
こういう本は、まず項目を決めます。その上で、執筆者をピックアップします。その際には、もちろんその項目で最適、と思われる人を選ぶのです。その過程では性別は考慮しません。でも、複数候補がいる場合は、女性を優先します。そういう風に選んでいきました。ただ、依頼をしても断られることもありますし、時間の制約もあります。そういうことで、女性は1/3にとどまりまってしまいました。次版の時には、依頼の段階で女性を多めにする、などの工夫が必要だと思います。
序文がポエム調なのはいつものことです。こういうのが怒られるところだと思いますが、まあこれは自分のカラーなのでしょうがないです。あやまっておきます。そのあとに、校長先生の説教みたいな文が続きます。これも、そのあとが試験に受かるには、みたいな話がずっと続くので、それだけだといけないと思いまして。それと、地域医療、家庭医療、総合診療、という言葉を一切使わずに書きました。結構苦労しました。
そんなわけで、新・家庭医療専門医を目指す人はぜひこの本で勉強してください。
あくまでハンドブック、ということを、心にとめてくださいね。
分厚いけど。
(続きます…)
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