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いよいよ直前。あらためての準備と自分の中で再確認。

結局直前の告知になる

 週があけるとやはり次々とはいってくる日常業務で作業がまったく進まない。コロナはおちついていても日々のこまごまとした仕事が時間をむしばむ。まったく余裕がなく、じりじりと時はすぎていく。本当はティーザー動画でも作ってアップしたかったのだけれど、編集する気力も技術も時間もない。改めて思うがYoutuberってすごい。世の中すごいことする人だらけだ。僕にはできない。とりあえず、インタビュー中の動画のスクリーンショットをとって、SNSで告知。ふう、なんとかなった。

 本当はツイッターのほうがよいのかもしれないけれど、やっぱりどこまで広がるかが心配なのでとりあえずはそこまでで打ち止め。やっぱり、総合診療・家庭医療系のセミナーって、アッパー系が多いので僕のようなどちらかというと一見なんの役にもたたないようなものは受けが悪いし、たぶんだからプライマリも売れないのだろうけど、まあ持ちキャラだからしかたない。しかもとっちらかってきてしまっているところ、明確なメッセージをもってないところもわかりにくいかな。

 さてSNS告知に際して、それぞれのインタビュー相手との会話内容をひとことで要約してみた。それまでにもインタビューを見直しながら、そのエッセンスはなんとなくわかってきたんだけれど、要約してみて、より明確になった(そんなのやる前からわかれという意見はおいといて)。簡単にいうと、これからもニヒリズムに負けず自分の仕事にちょっとの熱意をもって取り組むことができるかどうか、は自分の心の持ちようにつきるのだ。

 よく、他と比べてどうか、とか、理想に向かってどうとか、目標管理しながら効率的にとか、目にするのだけど、確かにそういうことは必要だし、できるかどうかはともかく、やっぱり試みたほうがいいとは思う。でも、一秒も時間を無駄にしない、とか、そのためにはフィクションは読まない、とか、そういうことはできる人がやればいいのだ。

 少なくとも僕にはそういうことはできない。自分の人生だからそれをどう使おうと人からとやかく言われる筋合いもそもそもない。最終的には自分たちの仕事の決着は、自分で責任を取ればいいのだし、それがどうなろうと結果がどう出るかは時の運もあるのだ。ただその自信をつけるために、そして後から悔んだりしないように、一生懸命勉強したり一つのことを追求したりしていくだけなのだ。また。自分の思いだけを貫けることができる人ばかりではない。僕のように状況に振り回される人もいる。制御できないことが多いのが人生だ。結果とか評価は、自分の努力以外のものにも影響されることのほうが多いのだ。

 だから、結果とか評価にこだわりすぎるとそれまでに積み重ねてきたプロセスが見えにくくなる。もちろん結果は大事だ。目標をもたないとなかなか頑張ることはできない。甲子園に出ることを夢見ることは必要だし、甲子園に出ることができればすごいけど、だからといって甲子園に出れなかった多くの高校球児たちが流した汗や費やした時間が無駄ということではないのだと思う。

 空をみると、いま当たり前のように飛行機が空を飛んでいる。よく考えたらすごいことだ。あんな大きなものを飛ばすことができるなんて人間ってすごい。もちろん、その過程にはライト兄弟やオットー・リリエンタールがいることが前提なんだけれど、その陰には大空を羽ばたく鳥たちをみながら「ああ、あんなふうにとんでみたいなあ」と思った人がいて、「こうすれば飛べるようになるかも?」と試したけど失敗した人たちがいて、時には命を落としたりして馬鹿だなあ、なんて言われた人たちもいるのだ。スポットライトがあたるのはライト兄弟やリリエンタールだとしても、それ以外の人たちに努力はけしてむだではない。むしろ、大勢の今無駄かもな…なんて思っている人たちに「まだあきらめるのは早いよ」って一言かけることで、その中から、あるいはその人たちに影響をうけた未来の誰かの中から、ライト兄弟が生まれるのだ。それが、この時代には必要なんじゃないかな。

 まあそんなことはここで改めていうことでもないのだけれど、コロナ禍がちょっとおちついてきているこの機会に、地域でがんばりつづけてきた僕たちのような弱気な人たちにむかって、改めてそれを言ってみたい、って改めて思うのだ。いよいよ明日。

(ついにセミナー当日へ!)



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