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ZWEIGEN HEROZ連載コラム【スポンサー営業】

さて、今回は私の仕事の役割の大半を占めるスポンサー営業について少し書かせていただく。
現役を引退し現職に就いて早くも2年半が経とうとしている。

プロサッカー選手という職業からサッカークラブの営業に”転職”した訳だが非常にやりがいを感じて仕事をさせてもらっている。

スポンサー営業の仕事内容は既存パートナー(スポンサー)の満足度向上と新規企業を回り新たなパートナーを見つけてくる事、大きく分けてこの2つだ。

どちらの営業にも言える事だが、まずはクラブの理念やビジョンに共感してもらう事。
ここが一番大切なのではないかと思っている。


先日、妻と呑みながら話している時の事。

「ツエーゲン金沢は石川県に住んでいる人がこの土地に住む事を誇りに思ってもらえるようにする会社だよね。そしてそれを皆さんに伝えるのがあなたの仕事でしょ。」
妻がさりげなく言った言葉に心を打たれたと同時に強い責任感を抱いた。


”ここ石川県に住む事を誇りに思ってもらう事”


クラブ理念『挑戦をこの街の伝統に』をフロントスタッフはもちろん、現場の選手や監督だけでなく、サポーターの皆さん一人一人にも体現して頂かなければならない大きなミッションだ。

そしてクラブに関わるみんなで作り上げたモノを伝える仕事が我々営業の役割だと思っている。

営業活動の内容だが電話でアポを取り、訪問してクラブの事を知ってもらい、提案をする。他の業種がどのような営業か分からないがそれほど特別なことは無い。

ただ他の業種の営業との大きな違いはエモーショナルな部分が大きな割合を占めるのでは無いかと思う。
相手企業の課題を解決する提案、プレゼン力、効率的なアポ取りなど大事なスキルはたくさんある。

ただ、我々営業がこのクラブで働く情熱を伝える事や企業に対する誠実な立ち振る舞いこそ何より大事なのでは、と浅い経験ながら感じている。

コロナ禍が続き、今シーズンもクラブ経営は厳しいものになるだろう。

「君が営業に来てくれたからツエーゲン金沢に協力するよ」

と何度言っていただけたかにツエーゲン金沢の未来が変わってくるだろう。
そんな大きな責任を感じて日々の仕事に取り組んで行こうと思う。

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