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膝のちょっと下の内側が痛い時、、

こんにちは!
柔整整復師の露口です。

ランニングをしていて、膝のちょっと下の内側に痛みを感じたことはありませんか?
もしかしそれは、『鵞足炎』(がそくえん)かもしれません。

膝のちょっと下の内側には大きな筋肉が付着する部分になり、筋肉の付着の形が鵞鳥の足の形に似ている為、そこの部分で炎症が起こることを鵞足炎といいます。

付着する筋肉は、縫工筋、薄筋、半膜様筋(半腱様筋)の3つです。
炎症がおこる原因は、過度なストレスがこれらの筋肉に加わることで痛みが出てしまうんですが、なぜストレスが加わるのかというと、それは『ねじれ』が起こってしまうからなんです。

膝にねじれが起こる要因は色々ありますが、私の場合は外反足によって足首の関節がねじれてしまい、その影響が膝にまで来ていることでした。


外反足(外反扁平足)は正常な足の着き方に比べて、踵が外側にねじれるようになってしまう現象です。
これによって、足底のアーチが崩れてしまうことで扁平足を助長してしまう傾向があります。
このねじれが起こることで、膝にも負担が加わってしまうんです。

向かって左側の図は左足が少し内側にねじれているのが分かりますか?
これが、膝に起こるねじれなんです。
この状態が長く続くと、膝の内側に痛みが生じることがあります。
しかも、このねじれは膝の内側だけではなく、前回紹介した、膝の外側に痛みが出る『腸脛靭帯炎』の原因にもなるんです。

要するに、膝にねじれが起こることで、膝の内側にも外側にも痛みを感じる可能性があるということです。


対処法としては、外反足になっている足関節のアライメントを調整したり、お尻の筋肉や股関節の可動域を向上させることが効果的だと思います。

お尻の筋肉を使う動きとしては、ワイドスクワットの姿勢のままで、横にカニ歩きで移動したり、立位での片足立ちをしながら、反対側の股関節を動かすなどの運動がオススメです。


痛みが出ているのは膝だけど、膝をアプローチをするというよりは、他の動きが悪くなっている部分を刺激することで、トータルのバランスを向上させて痛みを減らしていけるように目指していきましょう!

ですが、例えば痛みが強くて、膝を曲げられない・足を着くと痛いなどの症状が出ている場合は、整形外科などでレントゲン検査をしてみるのも良いかもしれません。
骨に異常があるのかないのかを早めに知ることはとても大切だからです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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