マガジンのカバー画像

創造と破壊(詞、短文、フィクション)

62
主に詩や短文、フィクションなど書き連ねています
運営しているクリエイター

#言葉

言葉にまつわる自由、

フォーマルに言っても平たく言っても 恩人と呼ぶべき方の受け持つ雑誌の対談コーナーに招かれた。 聴く音楽も趣味も結構違うし、人生のステージや立ち位置も違う。 何かで共鳴、共感しているのは明らかなのに、ハッキリと言語化出来ないままかなり長い間お世話になりっぱなしだ。そして心の中で、しかしハッキリと勝手に恩を返そうと誓願している。形はまだ分からないけど、自己満足かも知れないけれど達成するだろう。 インタビューの間じゅう僕と彼との共通点を考えていた。そこから何でもって共鳴、共感

"言葉の有効性" アーカイブ#02

他人と関わって生きるということを考える。 ある程度の親密な関係になれば何かしら精神的なつながりを 求めるようになる。 しかしそれらはどこまでいっても一つになるわけではなく、 二つの糸が巧妙に絡み合って続いていくだけ。 確信的な何かを得たと思ったのもつかの間、 手の間をするすると通り抜けて落ちる。 音楽を作る作業にも似ている。 ほぼ無意識に音を紡いで気がつけばある程度の尺の音楽になっている。 どうやってそこにたどり着いたのか説明も出来ない。 人との関係も同じ