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創造と破壊(詞、短文、フィクション)

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主に詩や短文、フィクションなど書き連ねています
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#写真

BLUR

四年ほど前の今頃割と長めな落ち込みの時期モノクロのブレた写真を好んで撮りためていた。 撮影=スマホになって久しいが、技術の進化は神がかっていて、 もはや手ぶれの写真を撮るのはブレていない写真を撮るより格段難しい。 時を同じくしてZINEなるものを作成する機会に恵まれ、 この写真を小冊子にすることにした。 40を超えて視力の衰えとともに自分が見る世界の様も変化してゆく 暗くなるとさらに見え難く困惑し不安を感じることも。 しかし慣れとは恐ろしいものでそんなネガティヴな状況をも

TOO OLD TO DIE YOUNG

予想通り自分の周りだけででもざわざわ物議を醸してるレフンのドラマ。 一体何人の人が日本で観るんだろううかとも思う。 ストリーミングサービスで素晴らしい新しい才能が全く聴かれずにポツンと放置される状況に近いのだろうか。 その昔上京するずっと前、ニューウェイブやポストパンクを聞いて育って京都を中心にバンドをコソコソやっていた。その頃はどんなにマイナーなものでも東京にはある程度のパイがあって人口の絶対数から割り出された好きモノが集いミクロな経済を支えてるんだと思っていた。

アーカイブ#01 "12.18.2018"

写真のデータから2008年12月18日、要するに10年前の今日の撮ったもの。 恐らく早めの時間自宅で時間を過ごし何かしらのプライベートなパーティーぽいことのために外出した。 本当はこの後にいろんな写真があって、その中には自分を含む楽しげな光景が展開されている。でもその中に若くしてこの世を去った友人が写っていて載せる気にならない。 人生の長さや内容が平等かどうかは個々の物差しで変わる、しかし死は平等にいつか必ず皆にやってくる。 悔いのない人生とは何なのだろうか。 突然やってくれ