Dr.齋のストレスを力にかえる!⑦~薬に頼らない身体のつくり方~No.7
コツNo.7「自律神経を調えるPART2~水の巡りを改善する!~」
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さまざまな不調やストレスの原因、
それは、次の3つ!
①筋肉や神経に「蓄積」した「感情」や「記憶」
②「身体感覚」の「低下」
③防御反応の「収縮」や「慢性炎症」による「酸素不足」
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自律神経を調えるコツを、シリーズでお伝えする、今回はPART2です。
PART1では、自律神経の「働きと構成」をみていきました。
PART2からは、
乾いて固くなった自律神経を健全な状態に戻して、働きを改善するステップを具体的に見ていきましょう!
※物理的に、神経が乾いて固くなり、収縮していると、本来の力を発揮できなくなります。詳しくはPART1参照)
「乾いて、固くなり、収縮」した神経を、
「潤っていて、柔らかく、伸展」した、本来の状態へと改善するステップは次の通り!
STEP1 潤い→水の巡りをよくする
STEP2 柔らかさ→身体の動かし方
STEP3 育てる→リラックス(無防備さ)
この順序も大切です。
今回は、STEP1の「潤い」を解説します
エクササイズやリラックスは、自律神経を調えるシリーズのPART3以降にお伝えします。
なぜ “ 潤 “ いが第一ステップなのでしょうか?
潤いがない状態で、エクササイズや、リラックスをしても充分な効果は得られないからです。
神経を柔らかく、伸びやかにするには、潤いが大前提です。
神経が乾麺のような状態だったとしたら、無理に柔らかくしようと動かしても、効果が期待できないことがイメージできると思います。
それでは、「潤い」とは、どのような状態を指すのでしょうか?
それは、神経細胞の中に「充分な水分」が、「巡り続けて」いるということです。
①充分な水、②巡り続ける
どちらが、欠けても、潤いを保つことができません。
赤ちゃんは、元気もよく、プルンプルンしていますね。
それは水分が「多い」からです。
しかも、むくみとは違って、
動きが停滞している水ではなく、活発に「巡って」いる水です。
大人になると私たちは、気づかずに身体の中の水が不足し、巡りも悪くなる傾向にあります。
小さい頃は、保湿力が高く、代謝も盛んで、よく汗もかきます。自然に水もよく飲みます。
しかし、大人になるにつれ、保湿力も低下し、代謝も落ちます。
喉の渇きにも鈍感になり、水が足りなくても、喉の渇きを意識できなくなっていきます。
結果として、身体が喉の乾きを感じた頃には、脱水がかなり進んだ状態になってしまいます。
また、大人になるにつれ、水の巡りを邪魔する要因も増えていきます。
活動量の低下はもちろん、
日常的に取るアルコールやカフェインなどの嗜好品、加工品や外食、度重なる薬の内服などにより、身体の中の水がよどみ鬱滞しやすくなります。
そのため、大人になればなるほど、潤いを保つためには、日々、意識した水との関わりが必要です。
神経を潤わせるための水の取り方のポイントは次の通りです。
·喉が乾く前に、水を飲みましょう
※アルコールやカフェインは、水にはカウントできませんので注意しましょう。
·一度にガブガブ飲むのではなく、30分毎など、こまめに飲みましょう。
·体質改善中や、薬の内服中の方は500ml(ペットボトル1本分)多く飲みましょう。
·塩素などを浄水した「水」を飲みましょう。
※レモンやハーブを入れると、飲みやすくなります。
·じんわりと汗をかく時間を30分程度もちましょう。
※ エクササイズについては詳細は次回
·野菜や果物、天然の塩、木ノ実などからミネラルをとりましょう。
·不必要な嗜好品や添加物を控えましょう。
水との関わりも習慣化することが大切です。
当たり前のクセになるまで、日々、意識的に水を取ってまいりましょう!
次回のPART3は、STEP2の柔らかさのポイントになる、身体の動かし方と筋肉(筋膜)についてお伝えしていきます。
2023/08/08 完