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消防士になって初めての出動の思い出

今回のノートは、就職してから消防学校で訓練と法律等の座学を半年間受け終わり、消防署に所属して初めての出動の思い出を語ろうと思います。(個人情報等に関わる部分はうまく隠しながら公開できそうなニュアンスで執筆していきます。)

所属に配属された最初の頃は部隊に編成されてドキドキしながら毎日勤務していました。しかし、2週間くらい署勤務をして感じたのは本当に出動がない!笑

そう、自分が配属された署は市内でとても出動件数の少ない署だったのです。もちろん出動が少ないことはとっても平和で良いことではあるんですが、消防士に憧れていた身としては出動してみたいという思いがやはりあって少し悲しかったです。笑

他の署に配属した同期はもう何件か出動したという事を言っているのを聞き余計虚しかったです。笑

そんな思いっきり気を抜いて勤務をしている24時間勤務のうちの翌日の7時半くらいのことでした。(あと一時間半くらいで帰宅できる時間。)

ジリジリジリジリ!!!!!!!(火災出動等の予告指令音)

自分は眠い目をこすりながら、食堂で朝ごはんを食べているときでした。司令音が流れた瞬間、一気にアドレナリンが溢れ出してきて、頭をフル回転させます。まず食べかけの弁当を置き去りにして、動態表示盤を見に行きます。(どの車両が出動するか表す電光表示板のこと。)

その日、自分は指揮官車という災害現場の部隊を指揮統制する課長級の司令官が乗る車両に編成されていました。(今回の記事の写真の車両です。※ちなみに港の所属ではないです。ネットから引用した写真です。)

そしてしっかり、指揮官車のランプがフリッカーしていました。本部からの支援情報によると、火災出動ではなく名古屋高速の交通事故救助事案であり、車からの漏油は無しということ。したがって、車両火災の危険も低いということで防火衣の着装ではありませんでした。

さあ、車庫に急ぎます!感染防止衣と保安帽を着装し、車両に防火衣等の個人資機材を積み込み出動です。(防火衣を積み込むのは、帰署途上に他の出動がかかり火災出動になっても対応できるようにするためです。)

憧れの赤色蛍光灯とサイレンを鳴らし、緊急出動です。初めて赤信号を堂々と無視しました。笑 車の外側搭載のメガホンで一般車両に「消防車が通ります。道路中央を空けてください。」というのも体験できました。笑

現着すると、軽自動車が前の普通乗用車にぶつかり、助手席部分が大破。座っていた方が下半身が挟まってしまっており、救助隊の油圧式の道具で救助。助手席の要救助者はかなり負傷しており救急搬送されていました。

ちなみに自分は路側帯の外で、休めの姿勢で活動の流れを見学していました。

要救助者の救助が終わりある程度情報収集が終わり、警察と情報共有をしたら任務完了、現場引き上げです。

まるまる一時間半くらいの出動でした。

帰ってから、同期の仲間と完全に気が抜けていたと反省会をして気を引き締めあったのを覚えています。笑

初出動の思い出はこんな感じです。いかがでしたでしょうか。笑 執筆してみて少し誰得なんだと感じましたが、たまたま覗いた人が面白いと少しでも思って頂けたら嬉しいです!

閲覧ありがとうございました。他にも意識高い僕の人生についてや、消防に関する記事を執筆していきますので、応援お願いします!🔥


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