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消防士になる直前の”路上で靴磨き”の経験

今回は、消防官になる前の約一年前19歳の頃の珍しく、とっても刺激的だった経験について執筆してみようと思います。

当時の自分の状況としては、消防官の公務員試験に受かり、内定をもらって就職に向けて手続きの準備と体力錬成等をしていました。

そんな中、中学時代にバスケ部でとてもお世話になったA先輩から急に電話があり、こう言われました。「最近ある経営者の人の元で色々勉強してるんだけど、その師匠が勉強会を開いてくれるからおいでよ!」と言われました。笑

最初の印象は「おお?笑 怪しい香りがプンプンするぞ。笑」でした。笑

でも、とてもお世話になった先輩だったということと、何より自分のモットーとして”何でも新しいことに挑戦する”を大事にしていたので、とりあえず行ってみることにしました。

すると、その小さな事務所にはA先輩の友達や同じ中学のバスケ部の先輩たちが合計20人くらいいました。

そして、最初の挨拶でA先輩はみんなの前で号泣しました。「まさかこんなにも自分の呼びかけで集まってくれるとは思わなかった。」と。確かにこんなにも怪しい誘いでこんなに人を集めることができるのは、本当にA先輩の人望がすごいんだなと思いました。

そして、A先輩の師匠にあたる約年収5000万の経営者の方と同レベルの経営者の方数名に、自分がこれまでにどんな人生を歩んできたのかという話と、義務教育では学べないお金の授業をしてもらいました。

そして、A先輩にお金を稼ぐ一つの方法として商売の原点である路上で靴磨きを教えたということらしい。

最後まで何かを売り込まれることも、何かの勧誘をされることもなく、授業は終わった。

その時の自分は、素直に「おもしろそう!!」と感じたのと、このまま消防士になったら絶対に経験できないと思いました。後日、A先輩に連絡をして自分も靴磨きやってみたいです!と伝えて12月のとても寒い一ヶ月間、路上で靴磨きをしてみることにしました。

一番最初はA先輩に同行してもらって名古屋駅のナナちゃん人形の前に立って、スケッチブックを持ちながら、声掛けをはじめました。

大勢の歩く人に見られてとっても緊張しましたが、始めてから20分ぐらいで若い男性の方、2人が足をとめてくれました。他県から旅行しにきているとのことでした。とても話が盛り上がり、共感もしていただいて、代金は1000円いただきました。(※代金はお気持ちでという設定にしていました。)

という感じで、初日は17時から23時までひたすら声をかけ続けて結果はこんな感じでした↓

12月3日(木曜)
【場所】名古屋駅
【時間】17:00~20:00 21:00〜23:00
【売り上げ】3100円
【時給単価】620円
【声掛け】1000人
【磨いた人】5人
【お金をいただいた人】5人

初日の感想として、「めっちゃくちゃ楽しい!!!」でした。笑

そして、ここで一ヶ月で10万円稼ぐという目標を立てました。

それからはもう毎日のように名駅の路上に出て声をかけ続けました。いきなり怒鳴られたり、ネットワークビジネスに勧誘されたり、経営者の方に自分も若い頃に路上で商売していたと懐かしいといっていただき、5000円も頂いたりもしました。

なんだかんだあってなんとか月末ギリギリで10万円達成しました。

消防官の内定が決まっていたので2ヶ月間だけ商売をして事務所から離れましたが、この経験が今消防をやめて経営者をめざしている自分になったきっかけになりました。

そして今は副業をするために転職した営業の仕事の研修ということで東京に出てきていて、平日はサラリーマン終わってから終電まで渋谷を拠点にして一ヶ月で20万を目標にして靴磨きをまた再開しています。

また後日なぜ改めて靴磨きをしているのか、なにをめざしているのか投稿したいと思っています。

こんな少し変わった経験をすこしでも面白いなとか応援したいなと思ってくれると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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