2022 ラグビー関西大学Aリーグ　京産大２連覇　さぁ、大学選手権へ

こんにちは。しんまるです。
昨日は東大阪市の花園ラグビー場に関西大学ラグビーAリーグの最終節を観に行ってきました。

第一試合の同志社対天理の試合で、まさかまさかの同志社覚醒で天理撃破、同志社見事でした。前節の近大戦からは全くの別チームのようでした。伝統の高速BKに加えて見事なディフェンス、本当に素晴らしかった。逆に天理がちょっと心配になりましたが。

ということで、第二試合の京産対近大の試合前に京産のリーグ優勝は決まったのですが、そんなことは関係なく試合を観ていました。

前節の近大が同志社を零封した試合を観て、近大は非常に鍛えられているいいチームだと思いましたが、大学選手権の枠をかけて臨む試合。予想にたがわずフィジカルで真っ向勝負に来つつ、PGを狙う所では確実にということで、とにかく1点差でもいいから勝つという気持ちが伝わってきました。

対して京産大も直前のメンバー変更がありながらも、スクラムでは優勢、ブレイクダウンでも負けていませんでした。前半は近大のプレッシャーに受けていたところもありますが、後半開始早々のラウシ選手のトライでリズムが出てきた感じです。個人的なMOMは辻野選手、相手キックのキャチング見事でした。

2021年度のリーグチャンピオンとして、今年は各校から追われる立場。厳しい練習で有名な京産だけど、その厳しい鍛錬を積んだ選手全員が2022年度のチームスローガンである「Tough」を前節の全勝対決である天理戦で体現してくれた。開始早々にペナルティが続き、先制トライも奪われる苦しい試合展開。後半に逆転するも、相手ランナーの見事な走りもあり、再逆転される。さすが、天理。

その後、交代で入ったヴェア選手、気迫十分だった。三木選手、あなたの復帰を待っていた。ラインアウトからのラウシ選手の縦突破からのトライ、その後のラウシ選手の表情にこの試合に賭ける皆の気持ちを見た。

試合後の共同主将の家村選手、渡辺選手の涙。直前のメンバー変更で急遽、先発出場となった堤田選手、プレッシャーも相当にあったと思う。試合後のベンチで崩れ落ちた姿がそれを物語っていた。しかし、セットプレー、ブレイクダウンと身体を張って本当に素晴らしかった。

君たちは本当に「Tough」だった。京産の伝統である「ひたむきさ」をベースに2022年度の関西王者にふさわしいチームだった。

ただ、道はまだまだ終わらない、これからだ。次は大学選手権だ。負けたら終わりのトーナメント、ひたむきに一戦一戦勝ち上がっていく、君たちにはその力がある。

若干の苦言を。苦しんだ同志社戦、BKは家村選手を欠いていた。現地で観ていたけれど、BKの選手が自信がなさそうだった。ラウシ、ポルテレと外国人留学生の力が目立つが、決してそんなことはない。FWだけでなく、BKの選手も自分たちのやってきたことを信じて、自信を持ってプレーしてほしい。それだけの力がある。

福西主将、出足が鋭いだけにオフサイドが多いけど、真面目ないかにも京産らしい選手。家村選手とともにもう一段レベルアップしたチームを作ってください。

準々決勝、ヨドコウ桜スタジアムに応援に行きます。

最後までお読みいただきどうもありがとうございました。