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小道具!芝居に彩りを!本公演に小ボケを!

皆さんこんにちは!この度2021年劇団森本公演で小道具班長を務めております、劇団森4年代秋葉彩弓です。
気が付けば4回目の本公演、3回目の小道具(ものづくり)班長となりました。
今年もグルーガンと黒ガムとダンボールに頼りながら沢山のものを作っております。


○本公演の小道具班のお話✂️
さて、本公演の小道具班が何をしているかと言いますとその名の通り主に小道具の調達、作製を行っております。本公演は役者50人、2時間規模の芝居であるため膨大な量の小道具を使います。同じものを12セット作ったり大きなものを買うこともしばしば…
また、お盆や箒等ごく普通の購入する小道具もあれば武器、鼓、特大飲料等等購入が厳しいものの作製、壁ドンの壁、侵入セット、ビンタの手形等突拍子のないものまであり、どこで何があったら面白いのか、そのものがどのような形態であれば面白いのか、演出さんは何を求めているのか、人間はどこからきてどこへ行くのか、我々は想像力を駆使して小道具を作製していきます。何を用いて作るのかどのように存在させるのかを考えるのが楽しいところだと(個人的に)思っています。

(この辺りで小道具の写真を載せたいところなのですがネタバレになるので心の目で見てください)


本公演では毎年作り物系サブセクションとして衣装班、小道具班、大道具班というサブセクションが存在しています。どこからが衣装でどこからが小道具、どこからが大道具なのかは困ったことに誰にもわかりません…
エプロンは衣装か小道具か、大きな段ボールのパネルは小道具なのか大道具なのか、ロボットの外形は衣装なのか大道具なのか…これは劇団森本公演の永遠の謎です。

 このようなご時世でなければ稽古場でみんなでワイワイと小道具を創ることが出来るのですが、今回は稽古場の人数制限や対面稽古が思うようにできなかったことから個人個人に製作物を頼む形での作業となりました。そんななかで小道具班のみんなが作ってくれた小道具を見るのが密かな楽しみだったりしていました。みんなが作ってくれた素敵な可愛い小道具たちを愛でながら残りの細々した作業や管理を主にしていたように思います。

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↑小屋入り後みんなが小道具を作ってる様子
この光景、余りにも本公演っぽくて愛おしくてニヤニヤしてしまいますね(?)

○小道具の人としての話🔫
小道具の人としては自分が作ったものが舞台に出て、役者と共に舞台に彩りを与えていくのを見るのがなによりの楽しみでやりがいなんじゃないかなと思っています。今年の本公演でも様々な人が作った数々の小道具が舞台を時に華やかに、時にコミカルに、また時にはシリアスにしていきますので!まじでめっちゃ可愛い小道具がたっくさんあるので!楽しみにしていただけたらなと思います。是非ご注目ください!

ここからは少し個人的な話をします。
私が小道具をつくり始めたのは2018年の9月の新人公演の時でした。成り行きで小道具を任されて成り行きで作って、それが凄く楽しかったんですよね。そこから気が付けば3年半、ものづくりの人として多くの現場で様々なものをつくったなと思います。舵、鼓、マンドラゴラ、ドリンクバー、ネオン看板、電話ボックス、光るキャベツ…様々な記憶が蘇ってきます。
劇団森というトンチキサークルのこれまたトンチキな本公演では1年代、4年代の時は小道具班長として、2年代の時は美術チーフとして、3年代の時はものづくり班長として楽しく自由にものづくりができて本当に幸せだったなと思います。

最近、後輩にも小道具の人が増えてきました。とっても嬉しいと思うとともに世代交代を感じて少し寂しいような悔しいような…笑
でも小道具の面白いところって作るひとそれぞれで個性が出るところなんですよね、何を使うかもどう組み立てるかもどういう大きさで作るのかもその人次第で見ていて本当に楽しいです。私も私らしい小道具を、私にしか作れない小道具をつくれていたのでしょうか?そうであったら嬉しいなと思う次第です。


○最後に🗡
長々と話してしまいましたが本題である今年の本公演、様々な人の様々な多いが詰まった公演です。この2年間思うように演劇をすることが、ショーを行うことが出来ないご時世でした。それでも私たちは演劇がしたい。
この芝居が、私たちの芝居が無事に多くの人に届きますように。ショーマストゴーオン‼‼

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