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44歳の酒飲みアーティストが神々の宿る壱岐で海洋ごみから生み出した海龍イキサウルスを海へ戻し浮かべて遊ぶ!?〜前編 vol.1〜

ようやくコロナが落ち着いてきた今このタイミングで...

モヤモヤした現状を打破したい!

アーティストとして新しいことに挑戦したい!

環境を変えたい!

自分至上これまでにない新しいARTを生み出したい!

人を巻き込んで共に感動したい!

なぜなら私は、オンラインで不特定多数の人とゆるく繫がるコミュニティから得られる刹那的な安堵感ではなく...

オフラインでの新しい人とのご縁や出会いから受ける心の刺激を渇望していたから!

ここ数年、オフラインでの人との繫がりが希薄だったせいもあって内に籠る生き方にすっかり慣れきり自ずと居心地の良さを感じていました。

しかし、内心では...

「変わりたいけど重い腰を上げてまで変わるための行動を自ら起こすのは正直、億劫だ!」

「でも、だからと言って… これまでの自分じゃいられない!」

「刺激が無さ過ぎて鬱病になりそう!」

「古い自分から新しい自分へと生まれ変わりたい!」

人が勝手に期待する自分へのこうあってほしい理想像?や凝り固まった日本人アーティストに対する従来の成功像?に振り回される他人軸の人生を歩みたくはない!

「そんな生き方に疲れ果てた。」

「他人の期待なんて気にせず、ブレない自分軸で我が道を突き進みたい!」

そんな、内なる深層心理?潜在意識?の中にあった...

自分がこれまで歩んできた閉鎖的なアーティストの生き方を変えたい!刷新したい!と言う強い欲求に目を向けた事がきっかけで私は、新しいARTの挑戦をするための具体的なプロジェクトを考え始めました。


「44歳・酒飲みアーティストの新しいARTへの挑戦!?」

以下、質疑応答形式にて...

Q:具体的なアートプロジェクトについて教えて下さい?

A:壱岐の海ごみから生まれた海龍イキサウルスを海に浮かべて遊ぼうプロジェクトです!

Q:壱岐? 海ごみ? 海龍イキサウルスを海に浮かべる?
情報量が多くて正直、頭の整理が追いつきません。

A:www

Q:壱岐へ環境を移してのアートプロジェクトに挑戦する事になった経緯を教えて下さい?

A:まず初めになぜ私が海ごみを素材に新しいARTを生み出したいと思ったのか?について話します。実は、今回の海ごみアートプロジェクトに挑戦する以前に所属していたシェアアトリエでプラごみを素材にプラコと言う作品を初めて生み出しました。その際、日常生活から出るプラごみ量の多さに愕然としました。

「プラコ 〜PLASTIC MEGA WORM〜」

Q:プラごみから作品を生み出したきっかけとは?

ハサミで細かく切り刻んだ生活プラごみ

A:弁当・惣菜・お菓子の空容器(プラごみ)は、かさ張ってゴミ袋がすぐ一杯になるからゴミ出しをする頻度が他の分別ゴミよりも高くなります。ゴミ袋代だってバカにならないし... そう言う理由から、プラごみを集積所へ出す頻度を減らす目的でプラごみをハサミで細かく切り刻んでゴミ袋に入れるひとりエコ習慣?を何となく始めました。その後、溜まっていく細かいプラごみの山を見たり触ったりしている内にふと閃いたんです!

Q:確かに空のペットボトルや弁当の空容器ってゴミ袋に入れると、すぐに溜まりますよね!そんな当たり前にゴミ出しをする回数の多さに、ふと疑問を感じた事がきっかけだったわけですね。それで、閃いたって言うのは?

「プラコ 〜PLASTIC MEGA WORM〜」
「プラコ 〜PLASTIC MEGA WORM〜」

A:細かく切り刻んで溜まったカラフルなプラごみからインスピレーションを受けた事がきっかけで、プラごみを素材にARTが生み出せないものか?と直感しました。

日常生活から出る大量のプラごみ

Q:なるほど!生活から出るプラごみきっかけからの今回の海ごみアートプロジェクトへと繋がっていったと言うわけですね? それで素朴な疑問なのですが、プラごみから海ごみへと興味の対象が変わったのには何か理由があるのですか?

芯材のスタイロフォーム(建築用断熱材)を重ねて張り合わせたプラコ

A:プラごみを素材に制作していた時は、芯材にスタイロフォームの端材を使っていました。でもそれって、元を辿れば作品を生み出す目的のため当たり前にお金を出して材料を買う行為からスタートしているわけです。何て言うか... プラごみを素材にARTを生み出したいのなら、まずは材料のプラごみが捨てられている環境へ行って自分で拾い集める所からスタートしたい!と思ったんです。

「プラコ 〜PLASTIC MEGA WORM〜」

Q:プラごみアート(プラコ)を生み出してから、色々と心境の変化が起こったわけですね?

A:はい! その後、気になるワード「プラごみアート」でググっていたら
日本の海洋ゴミ問題の記事に辿り着きました。その記事のタイトルには
日本一海洋プラゴミが流れ着く対馬に学ぶ...」と書いてありました。

Q:壱岐じゃなくて対馬なの?

A:はい!当初は「日本一海洋プラゴミが流れ着く対馬」に興味を持っていました。対馬に漂着する膨大な量の海洋プラゴミは種類が多い上に、ナイロンカバー発泡スチロール製フロートや浮標(ブイ)など大きなゴミの作品素材が¥0で簡単にGETできるのを知った事がきっかけで未知の領域である巨大海ごみアートの創作活動に挑戦したくなったと言うわけです。

Q:ちなみに対馬での海ごみアートプロジェクトが実現できなかった理由とは?

A:それは単純に対馬での制作環境が個人で見つけられなかったからです。

Q:なるほど!それで、対馬 → 壱岐へと環境を変えた理由とは?

A:日本全国のアーティスト・イン・レジデンス総合サイト「AIR_J」で対馬に近い壱岐で制作環境(ikibase)が見つかったからです。

Q:アーティスト・イン・レジデンスってどう言う意味ですか?

壱岐の漂着ごみを事前視察 (清石浜海水浴場)

A:アーティストが事前視察をした上で、ある土地へ移動し一定期間生活する中で地域住民と関わり協力関係を築きつつ、その土地から受けたインスピレーションを基に作品制作→発表(展示)を行う事。又は、そうしたアーティストの活動支援を行う事業。

壱岐のikibase

Q:そう言うアーティスト支援事業があるのを初めて知りました。それにしても対馬に近い壱岐で海ごみアートプロジェクトを実現させるための制作環境が整っていて良かったですね!ちなみに壱岐のikibaseで、アーティストが受けられる制作・生活支援はどんなものがあるんですか?

ikibase 制作アトリエ
ikibase 滞在シェアハウス(個室)

A:今回私が、アーティスト・イン・レジデンスでのアーティストとして壱岐のikibaseで受けた支援で言うと、制作環境(アトリエ)での制作活動 , イベントの開催及び、併設されたシェアハウス(個室)での無料宿泊(レジデンス期間) , その他メディア媒体(壱岐市ケーブルテレビ・壱岐FM・各新聞社)への働きかけです。

Q:なるほど!そう言う事なんですね。最後に一つ気になったのが、海龍イキサウルスを海に浮かべる?って言うのは壱岐のアーティスト・イン・レジデンスで実現したい海ごみアートプロジェクトの目的ですか?

A:はい!その通りです。ちなみに海龍イキサウルスは、壱岐の海ごみから生み出された壱岐の海の守り神・壱岐サウルスを意味します。

Q:なるほど!これでやっと... 壱岐?海ごみ?海龍イキサウルスを海に浮かべる?の情報が飲み込めて理解できました!

A:今回は「新しいARTへの挑戦!?」壱岐のikibaseにてアーティスト・イン・レジデンス「海ごみアートプロジェクト」をスタート!までとします。

次回、前編 vol.2では気になる海ごみアートプロジェクトの詳細についてお届けします。

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