USAvsJapanの決勝戦

8/8オリンピックの聖火が消えた。
そしてパラリンピックに繋がった。
その前日の夜に野球の優勝決定戦
vsアメリカ戦が行われた。
この目でしっかり見させてもらった。

やっぱ、こういう戦の方が好きだ。
もちろんペナントレースも好きだが。
負けたら終わりと言うか。
高校野球と同じ。トーナメントの戦。
ペナントレースでは見れないプロ野球選手
の姿を見させてもらうとゾクゾクする。

もちろん勝つ方が嬉しいけど、見させて
もらってる方としては、勝負が決する以前に
その選手一人一人の真剣(心剣)さに感動
させてもらっている。

おこがましい言い方だが、もし自分なら
そのグランドに、立っていられるのか？
と考えると、何も言えない。
無責任な事は言えない。

勝負を背負って、日の丸を背負って
日本のプロ野球を背負って
自分の所属しているチームを背負って
どんだけぇ～
背負い過ぎる程背負って、あのグランドに
立っている選手の皆さんの心構えって？
想像がつかない。
きっとそんな事すらも凌駕してるメンタルを
お持ちな人しか立てないのだろうと思う。

凄い

ドキドキしないのだろうか？
それよりも集中力が勝っているのだろう
きっと。
自分ならボテボテのゴロでもファンブル
してしまう気がする。
万が一、ライト前に痛烈なヒットを打てても
ライトゴロになるか、一塁ベースに
ツマズイテこけそうな気がする。
何せ、前にソフトボールしてる時
センターゴロ喰らわされた奴なもんで。
いくら相手のセンターが現役大学生やと
言うてもね。どんだけぇ～。
「よし次はレフトゴロ狙う」言われました。
ちなみに「裏起毛」は「うらおきげ」と読む
と長年マジで思ってました。はっはっはっ。

気を取り直して話を元の方向へ戻しましょう。

「普段通りに自分の力を出して」
よく言われたし、よく聞くが。
これが結構、簡単そうで一番簡単じゃない。

もちろん練習は嘘つかない。
でも、その練習を、その時その瞬間に
出し切るのは自分の体だ。その奥には
気持ち、心が隠れている。

本番に強い弱い、チャンスに強い弱い
ピンチに強い弱い。これらがそうだ。

いかに、その瞬間を楽しめるか？
これも書くだけなら簡単。非常に簡単。
経験のある方なら、きっと賛同してもらえる
と思う。

野球はチームスポーツと言われるけれど
違う。いや、違う所もある。
マウンドも一人。バッターボックスも一人。
自分一人。仲間が声を掛けてくれたとしても
結局自分一人なのだ！
もちろん野手も結局自分一人。
たとえ仲間がカバーに来てくれるとしても。
そこが野球の奥の深い所。
そこを踏まえて自分一人で究極に追い込まれて
しかも楽しめると言う事は、とてつもなく
凄い事なのだ。

高校時代は一塁手だったのだが
草野球をやり出してからは、左投げのくせに
ほとんど全てのポジションを守った。
お陰で、そのポジションでの気持ちが少しは
わかった。
この頃に、やっとこせセンターラインが大事
やなと自分で守ってみて感じ始めた。

やはりマウンドでの経験はありがたかった。
やはり一人。あの独特の雰囲気は
またバッターボックスとは異彩だった。
ピンチになると内野手が声を掛けてくれる
が代わりに投げてくれる訳ではない。
「ドンマイ」なんか嬉しくない。
「お前ならできる」とかも嬉しくない。
まだよっぽど「しっかりせぇよ」の方が
聞ける。ヨシヨシの言葉なんか意味はない。
もしくは、全く関係ない話とか。
マウンドのお陰で、良い開き直りを覚えた。
野球から色んな事を覚えさせてもらった。

そんな気持ちも乗せながら、この決勝戦を
見させてもらった。

結果的には日本が淡々と試合を進めて
終わってみたら、意外にあっさりと勝った
のだが、最終回二死の場面。

マウンドには侍JAPANの守護神栗林投手。

あと一人 あとOneout

USAの右打席には背番号10のアレン選手。
１球目をファールした後に顔がアップに
なって映ったのだが、古憎たらしいほどの
「ええ顔」してるなと感心した。
いくら、その日は調子が良く
打ててたとはいえ自分が最後のバッターに
なるかも知れないこの場面で。

その後、４球目のアウトローの難しい球を
ライト線にヒット。凄いなこの人。
そうこなくっちゃとも思った。
すんなり勝つのではなく、最後にひと山
乗りきって勝つ方がええなと思ってたから。

結局、次のバッターがあっさりと倒れて
試合終了。侍JAPAN金メダル(祝)となった
のだが、そこでカメラはUSAのベンチを
映し出した。悔しそうに前を見ている
USAの選手達の顔を見て、不謹慎だが
改めて感動させてもらった。

勝って嬉しい
勝っても悔しい
負けて悔しい
負けても嬉しい全力出したから

勝敗をつけるのも
とても大切な事だと思う。

試合終わって
勝って涙の稲葉監督。ありがとう。
感動をありがとう！！

野球⚾️ソフトボール⚾️

ありがとう……
ARIGATO🙇🙇🙇