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猫はタマ、犬ならジョンだな
なんていいながら、うちの猫は「くるみ」だ。拾い猫を引き取ったときは、酔っぱらっていたため「幸運にも拾われたあんたの名前はラッキーだ」なんて死にそうな子猫はまるで犬みたいな名前をつけられそうになったのだが、翌日、動物病院に連れていくのにラッキーじゃなんだか虐待なみのひどさだなと反省し、ピラッと浮かんだのが「くるみ」。よかったよな、ラッキーじゃなくて。グレてたかもしれないよ。まあ、いまじゃ「ちーこ」とか「ちるちゃん」「るるこ」とか、原型さえとどめてないけどな。
で、こちらはジョン。わたしの物語に出てくる犬は、いまのところジョンしかいない。赤毛で、飼い主は不明、小学校の裏で飼ってる羊を世話するほかは、ひとりで川遊びしたり、森の中に入ったり、あちこちに出没する自由な犬。いまはそんなふうに生きられないものね。物語の中でしか存在しない。
なんだか急にジョンが描きたくなって、ダーッと一気に描き上げた。いつもつい描き込みすぎてしまうのだけど、これはジョンのもってる魂そのまま。あ、まさに「ジョンの魂」だね。もうすぐ発表の『サランドバディ』に出てきます。
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