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[ネコノス手帳 No.328] 2022.8.21.sun. サルカル浜の氷河。

PCの立ち上げ画面に出てきた氷河の画像を見て驚いた。これ、じぶんの描いたあの絵のイメージまんまじゃん。

まあ、こうして並べてみれば違うことはわかるのだが、印象というのはやはりじぶんの中では酷似している。画像のまあるくあいた氷河の姿。わたしの描いた氷河の向こうに見えるまあるい月。

『虹色に輝くサルカル浜』というタイトルのこの現物は、いまは友人のもとにある。たしか5,6年前に描いたもので、例によって『サランドバディ』の物語のイメージを作品にして展示したうちの一つ。そのときはまだサルカル浜という名前も物語も出来ていなくて『異国の海』というタイトルで出している。

今回、本にした『サランドバディ』の中に、氷河に乗ってやって来た劇作家のフィヨルドさんの話としてサルカル浜は登場する。虹色の砂(金平糖)のひろがるサランドバディの入口といえる砂浜だ。

フィヨルドさんが着いた時に氷河は溶けてなくなってしまい、いまサルカル浜にこんな大きな氷の山はないのだけれど、物語の味つけとしても大切な存在として氷河という言葉は残っている。



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