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【中医学を学ぼう】整体観

みつき先生:「整体観って聞いたことあるかな?」

まなぶ君:「マッサージみたいなもの?」

みつき先生:「その整体とは違うよ。今日話すのは"整体観"という中医学の考え方だよ。中医学では人間の体を、いろんな部分がつながってる一つの大きな組織、つまり"整体"として見るんだよ。」

まなぶ君:「つまり、足の指が痛いときでも、その原因は手にあったり内臓にあったりするかもしれないってこと?」

みつき先生:「その通り。そしてさ、体の中だけじゃなくて、人間と自然も一体に考えるんだ。人間と自然もまとめてひとつの"整体"というように見なすんだ。」

まなぶ君:「人間と自然が一体ってどういうこと?」

みつき先生:「これが面白いところでさ、例えば春夏秋冬の四季が、人体内部の働きに影響を及ぼすと考えるんだよ。さらには、気候の変化や地理環境の違いも、人体に影響を与えると考えてるんだ。」

まなぶ君:「ということは、同じ病気でも場所や季節によって原因が変わるってこと?」

みつき先生:「その通り!だから治療する時には、季節気候・ 地理的な環境・ 個人差の3つを考慮する必要があるんだ。」

まなぶ君:「へぇ~すごいな~。まるでオーダーメイドで作る服のようだね!」

みつき先生:「そうなんだ、だからこそバチッとはまればよく効くんだよ。」


確認問題:整体観とは、以下の選択肢のうちどれに該当しますか?

1.人間の体は独立した部分から構成されており、各部分はそれぞれ独立して機能するという考え方。

2.人間の体は一つの大きな組織としてみるべきで、その部分間や全体と部分の関連性を重視するとともに、人間と自然界を一つの整体と見なす考え方。

3.人間の体は機械のように構築されており、部品の一つ一つが特定の機能を持つという考え方。

4.人間の体は精神と肉体の二つの部分から成り立つという考え方。


伝統鍼灸 心月院
千葉県船橋市印内町599-3 サンライズビル201号室
TEL:047-494-4240
画像の出典:https://www.ac-illust.com/


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