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乗り越える切り札はめっちゃ単純👴

私は、
経済の先生で、
数学の先生で、
キャリアの先生です。
今日は大学の経済の授業をお届けします。

経済は数学です(経済=数学)。
経済はビジネスです(経済=ビジネス)。
したがって、
ビジネスは数学です(ビジネス=数学)。
有名な、
A=B、B=C、A=Cってやつです。

「私数学キラーイ!」
「俺の数学は数Ⅰで終わっている(ドヤ)」
「理系うらやましいわー」

って言っている人、
やめた方が良いですよ。
数学できないってことは、ビジネスできないってことですからね。
「俺ビジネスできませーーーん😊」
って会社とかお客さんの前で大声で言ってたら頭おかしいって思われますからね。

さぁさぁ本題。
日本の大問題‼
世界でも例を見ない少子高齢化。
これを切り抜ける単純な方法、経済の授業をお届けします。

≪少子高齢化を因数分解≫

「因数分解」って聞いてイヤになったひとー?
ダメですよー
数学はビジネスですからねー

少子高齢化=ヤバイ‼

で、思考停止したらダメですよ。
少子高齢化って何でヤバイのか??
分解していきますよー

①働く若者が減る⇒納税者(納税額)が減る

これは簡単ですね。
若者が減る=ヤバイ!
じゃないですからね。
税金ってのは、誰かがお金を稼がないとダメなんです。
一番わかりやすいのが“所得税”
所得(お給料)に対してかかる税金です。
それ以外にも、
“消費税”⇒お金稼がないとお金使わないから。
“固定資産税”⇒お金稼がないと資産残せないから。
“酒・たばこ税”⇒お金稼がないと酒・たばこ買わないから。

②高齢者が増える⇒年金受給者が増える

これも簡単。
年金っておじいちゃん/おばあちゃんしか貰わないでしょ?
逆に、ほとんどのおじいちゃん/おばあちゃんが貰うでしょ?
だからおじいちゃん/おばあちゃんが増えると年金払う人(額)が増えるでしょ?
そういうこと。

すっごく簡単に言うと、少子高齢化がヤバイのは、
この①と②が同時に起こって、
国に入る税金が減るのに国から出ていく税金が増えるからです。
家庭で考えるとわかりやすい。
お給料が下がったのに家賃と光熱費が上がるようなもんです。
(👆地獄)

③高齢者が増える⇒介護が必要な人が増える

これが1番簡単か?w
補足すらいらない。
唯一伝えておくとすると、
介護にも税金がかかるよってこと。
だから、介護が必要な人が増えると税金を“使う人”が増えるってこと。
(税金を使う人が悪い人ではないですよ!!!)

≪当たり前を疑ってみる≫

上に書いた①と②と③、
「ふんふん」って読めたんじゃないですか??
数学の問題でよくある引っかけかもしれないですよ??
1つずつ疑ってみましょう。

「①働く若者が減る⇒納税者が減る」を疑う

働く若者が減ると納税者が減るって正しそうですけど、
よくよく考えると怪しいですよコレ。
確実に正しいと言えるのは、

働く人が減る⇒納税者(納税額)が減る

コレは確実に正しいです。
さて、どこが変わったのか?
「若者」が「人」になりましたね。
そうなんです。
つまり、
働く若者が減っても、納税者が減らない方法があるんです。

その方法は、
「高齢者にも働いてもらう!!」
こんなことを言うと、

「高齢者に優しくシロー!!」
「ヒドイやつじゃー!!」
「ワシらが日本を作ったんじゃぞー!!」

なんてバッシングが聞こえてきそうですが、
そんなことを言ってるおじいちゃんのためでもあるんですよ!!!

なぜ
「高齢者にも働いてもらう」

「おじいちゃんのため」
なのか?

それは、

働くと健康寿命が延びるからです!!

そうなんです。
みんな健康でいたいですよね??
その健康のために、サプリや運動やなんやかんやありますが、
一番効果的なのは“働く事”なんです。
だから、
高齢者に働いてもらう=おじいちゃんのため
なんです。

「②高齢者が増える⇒年金受給者が増える」を疑う

続いてコチラも疑っていきましょう。
これも正しそうで正確ではない。
確実に正しいのは、

働かない高齢者が増える⇒年金受給者が増える

です。
「働かない」が付きましたね。
そうです。
働いている高齢者は年金を貰う対象ではないんです。
逆に、
働いている高齢者は税金を納めるんです。

あれ?
さっきの地獄の逆じゃね?

国から出ていく税金(年金)が減って、国に入る税金が増える。

家賃が減って、給料が増える。
これは天国モードですね。

「③高齢者が増える⇒介護が必要な人が増える」を疑う

さて最後にコチラ。
もうだんだんパターン読めてきました?
正しくは、

介護が必要な高齢者が増える⇒介護が必要な人が増える

です。
テキストにするとアホみたいですが、
何が言いたいかと言うと、

元気な高齢者が増えても介護が必要な人は増えない

ということです。
つまり、おじいちゃんに元気でいてもらうと、
高齢化社会になってもダメージが少ないわけです。
全力でおじいちゃんの健康を祈りましょう。

≪少子高齢化の単純な切り抜け方≫

少子高齢化がなぜヤバイのかを因数分解したところ、
確実そうとは言えないことばかりでしたね。
ここで1つのアイディアをお届けします。

切り抜ける方法は「定年の撤廃!」

解説していきましょう!

定年が無くなると、おじいちゃんは70歳でも80歳でも働けます。
「かわいそう!!!」
って思うかもしれないですが、望んでいる人も多いんですよ。
まだ働きたいのに定年で辞めさせられて、
趣味もないから家にずっといて、
奥さんから嫌がられる。
これあるあるです。

70歳、80歳で働いているとおじいちゃんはどうなるか?
①健康寿命が延びる
②納税する
③年金を受け取らない

え?
最高やん。

もっと分かりやすく書くと、
①健康寿命が延びる⇒介護の必要がない⇒税金がかからない
②納税する⇒税金増える
③年金を受け取らない⇒税金が減らない

最高やないかー!!!!
日本最大の問題、意外と簡単にクリアできそうですね。
念のためこれをやった時に困る人のことも少しだけ考えておきます。

≪定年撤廃で困る人≫

そんな人いる??
いるんです。
それは、
経営者。
なぜ困るか?

日本企業の多くは、
年を取れば取るほど、
会社にいればいるほど、
お給料が上がる仕組みです。
これを「年功序列」と言います。

なぜ経営者が困るかと言うと、
65歳とかで、大して働かない(👈人によるだろ)のに
お給料上がりまくったおじいちゃんとグッバイできるはずだったのに、
80歳までいるんかーい😢
ってなるからです。

定年後、同じ会社に再就職ってのがあるんです。
そうすると、おじいちゃんを新入社員クラスのお給料で雇えます。
それで解決じゃね?
ってなるんですが、そうでもない。

もちろん人によりますが、
そもそも大して働かないのにお給料マックス‼
なおじいちゃんが邪魔なんです。
経営者は。
「ヒドイ言い方!」
って思うかもしれないけど、
事実だし、色んな人に理解してほしいからごめんなさい。
世の中でリストラされる人って若手じゃないでしょ?
「45歳以上の役職者を2000人早期退職」
とかニュースで出るでしょ?
サントリーの社長がこないだ「45歳定年制」って言ってたよ。

つまり、
仕事覚えたての若手より、ベテランに辞めてもらった方が
会社のためになる。

ってこと。

だから、
・定年後に安い給料で働いてもらう
・定年を45歳にしちゃう
これやっても根本解決じゃないんです。
(サントリーさん、根本解決じゃないよ!)

根本は「年功序列」
これをやめれば80歳まで働いてもらっても全然問題ない。

人の能力は、
「過去何ができたか」
ではなく、
「今何ができるか」
ですからね。

「定年の撤廃」と「年功序列廃止」が、
以外にも少子高齢化の打開策なんですね。

今日はこんなところで。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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