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taketabi
宝くじ魔法学校【毎週ショートショートnote】
宝くじ魔法学校創設者『大賢者ロト』の銅像が粉々に破壊されていた。
銅像は学校内の中庭の中央にあり、基本的に外部の者は入れない場所にあった。
外部の者だとすれば、考えられるのが侵入能力の高い盗賊だが、銅像には物理攻撃と魔法攻撃の防御魔法が付与してあり、魔法能力の低い盗賊では到底破壊できるものではなかった。では、内部の者の犯行なのか。
魔法学校の全教授が集まり対策会議を行っていた。
「すいません。私がやりました」制服を着た華奢な少女が部屋に入ってきた。
「君がか?だが、銅像には防御魔法が付与してあり、普通に破壊できるものではないよ。この教員の中でもあの銅像を粉々に破壊できるものはいないだろう」
「実は私の固有スキル『ロトナイン』が発動してしまい、攻撃能力が100倍のファイヤーボールを打ってしまいました」
「まさか君は……」
「そうです。私は大賢者ロトの血を継ぐものなのです」
「まさか大賢者ロト様の血を継ぐものが残っていたとは……」
(410字)
たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。
※ラノベっぽくなりました。
*この記事は、以下の企画に参加しております。
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