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2月の「2」はJ2の「2」

……これこれ、前回のnote記事はこれが言いたいためのフリだったのです。

なんてね(´∀`)


SC相模原の公式記録員見習いとして、8年目を務めることになりました。

出席率は決してよくなくて、たぶん半分に届くかどうか。その程度でゆるゆると続けてきただけですが、それでもこの年まで続けるとは思わなかったな。

そもそも、相模原が好きで始めたわけではなくて、何年か経験できれば十分かなと思っていたので。

つまり、相模原である必要はなかったし、今でもない。やりたいことができそうな場所がたまたまあったから来たし、実際できてるから居続けてるだけのこと。

……ただ、やりたいことをやれてるってのはありがたいことだし、やる以上は、しっかり務めを果たして、運営に、クラブに、貢献するのが当たり前。

そして、せっかく自分が働くスタジアムだもの、できれば、笑顔あふれる、幸せいっぱいの空間であってほしい。その方が私にも心地いい。

そんな思いで、これまでの7年を務めてきたし、もうすぐ始まる8年目もそれは変わらないです。


ただ、この8年目、1つ大きく変わること。それは、J2の公式記録員見習いになるってこと。

自分がいる間にJ2に上がるってことは、8年続けること以上に、全く想像できませんでした。

別に、J2に上がったからといって、公式記録員の仕事は大して変わらないと思われます。ただ、J2では、リアルタイムでネットに数字が出るようになったり、翌日のスポーツ紙にも簡単なスタッツが出たり、ということがあるはず。

自分たちの仕事が、今までよりも形になって残りやすい。そういう意味で、大きな変化だし、とてもうれしいことです。


さらに言えば、J2に上がることで、試合数が増えたし、初めて記録をとることになるチームもいっぱいある。これもまたうれしいこと。

対戦相手となる21チームのうち、J3で対戦経験があるのは秋田、栃木、群馬、町田、金沢、山口、北九州、琉球の8チーム。残る13チームとは、少なくともJリーグでは初顔合わせだし、相模原がJリーグに入る以前も含めて、おそらくほぼ間違いなく、公式戦初対戦になるはずです。

山形、水戸、大宮、千葉、東京V、甲府、松本、新潟、磐田、京都、岡山、愛媛、長崎。

J2で長くやってきたチーム、J1でも当たり前のように名前を聞いたチーム、さらには日本最強の座を手にしたことのあるチーム。

こんなチームと対戦し、そして私たちはその記録を残せるのです。


もちろん、言うまでもなく、こんなJ2での活動がずっと保証されてるわけではありません。

保証されているのはあくまでも今年1年だけ。特に今年は最大4チーム降格という厳しい条件の中、前年成績の序列では一番下のチームとして参戦します。当然に、降格候補に挙げられることが多くなってしまうでしょう。

さらに言えば、基準をみたすスタジアムの確保という問題もあります。現状から前進できない場合、J2に居ていいのは2023年シーズンまで、最大3年間。あと2年4ヶ月で……厳密には2023年6月30日までに、少なくとも「場所・予算・整備内容を備えた具体的なスタジアム整備計画」を出せなければ、それ以降のJ2ライセンス取得はありえません(再度取得資格を得るには、少なくとも着工にこぎつけることが必要です)。


だからこそ、今年は本当に貴重な1年だと思って、未来への財産にしなきゃいけない。

年末のnote記事にも書きましたが、格の違いを見せつけられて焼け野原になってJ3へ戻って、それっきり、では、J2に上がった意味はどこにもない。

もちろん、降格するより残留した方が良いのは当たり前です。けど、それとは別に、このクラブが、もっと発展するためのいろんなことを、吸収したり身に付けていったりできるかどうか。

公式記録員見習いというのは本当に末端の立場ではありますが、でもそこにいる以上、私にもそれは問われていると思いますし、それに対する答えとして、2つ、課題意識を持って臨む所存です。

1つはここで書くことではないですが、もう1つは、この1年の記録を残していくこと。公式記録、という意味だけではなくて。ここにも、もちろん書いてよい範囲でではありますが、残していきたいと思っています。


うれしくて、そしてしっかりした気持ちで臨むべき1年。

気が付けば、その始まりまであと半月です。いやもうほんとに、気が付けばという言葉以外が思い当たらないくらい、あっという間に近づいてきました。

この特別な1年に、コロナ禍の影響がどれだけ出てしまうのか、懸念せざるをえないというのはとても残念なのですけど、それでも、わくわくする気持ちは抑えられません。

やりたいことを楽しくやる。もちろん、運営に、クラブに、貢献するという前提で。


笑顔で試合を終えられることは少なくなるかもしれません。だけど、望んで上がった舞台ですもの、大切にして、存分に楽しみたいですよね。


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ところで、SC相模原では、公式記録員(正確には公式記録ボランティア)もしれっと募集中です。詳細は……というほどあまり詳しいことは載ってないですけど、こちら(相模原公式サイト)にて。

どういうことしてるとか、どういう人が向いてるとか、そういったことは近いうちにnoteに書けたらと思ってます。

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