『いつか別れる。でもそれは今日ではない(F著)』
第1章の1番最初の項、「憧れと好きの違いについて」から早くも心奪われてしまった。著者F氏の言葉による棲み分けが、ほとんど濾過されることなくストンと入ってきて。最近エーリヒ・フロムの『愛するということ』を読んだせいも少しあるかもしれない。
とにかくこんなに共鳴する書き手に会ったのはたぶん初めてで。私はF氏に対して憧れと好きを抱いている。
私はずっと、好きなものを言葉にして伝えるということになんとなく引け目を感じていた。私の陳腐な言葉では、言葉にした瞬間、それへの本当の価値を損なわせてしまいそうで。言葉にしないことを美、というようにしてきた。
けれどF氏のこれまでの著書を読んできて私の中に芽生えてきたもの。それでも覚悟して言葉にすることは本当に大切なものを見つけさせてくれる、かもしれないということ。
とりあえず1項目を読んだだけでその勢いのまま感想文もどきを書いてしまった。続き読もう。
・・・と、すぐ次の第2項を読んだら
「好きに理由はいらないと思う。」と書いてあった(笑)
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