見出し画像

新装京都競馬場、初日を終えて馬場インプレッション

この記事は、2023年4月22日21時00分〜 Twitterスペース 芯力休憩所 #29「みちのく踊るサンバ」からの文字起こしです。

蒼山サグ(以下、蒼):今一番ホットなトピックとなるとやっぱり京都競馬場の新装オープンということになると思うんですが、馬場の方が結構大きく改修されたりしているのでその辺のところをちょっと話していきたいと思うんですけれども。 今日池添騎手が言ってたんですが、結構風が相当強かったらしくてもしかしたら風の影響でこうなったっていう部分もあるかもしれないので、あくまで初日のちょっとしたインプレッションという形でゆたさんからお話しいただければと思うんですが、この辺どんな印象をいただかれましたか?

くらみゆた(以下、ゆ):馬場に関してはやっぱり小島友美さん書くのが、もう昨今の日本競馬の馬場と第一人者ということで、今回も水曜馬スペの方で特集があったというのはじっくり見させていただきました。 相変わらずいい番組だったと思います。

蒼:そうですよね、僕も見ましたが、よかったです。

ゆ:見ると本当にもう重機をガンガン入れて路盤をもう全部壊して作り直していると。最下層の路盤まで入れ替えているという状態なので、かなりクッション性は高い状態になっているのかなと思います。 で、芝に関してももう本当に1年以内とかじゃなくて本当に2年かけて貼り付けてから養生していると。

蒼:直近だと中京とか阪神とかだったりするんですけど、その辺も1年とかそれぐらいでやってたんですよね。

ゆ:そうですね、なので夏を2回越しているっていうのは相当根が張っているんじゃないかなと。 しかも今回3,4コーナーと直線はもうエクイターフ、いわゆるJRAが作った芝の品種ですけれども、これ貼ってますのでそれが比率が5割ぐらいと。もう路盤を作る時はミリ単位で平らな馬場を作っているというところで本当にクッション性が高くて凹凸がないっていう本当に日本競馬が目指している最高の馬場の状態なのかなと。 はいやっぱり武豊騎手のコメントありましたけど、高い評価もうなずけるのかなと思いました。今後使っていくうちに圧力で締まっていくので多少硬くなっていくというところ。 あとは今まだオーバーシードで洋芝を撒いていると思うんですけれども、これ暑くなってくると枯れていくというところもあるので徐々に時計は速くなっていくのかなというふうには思っています。で、今日はやはり風の影響もあったと思うんですけれども、それなりに時計はかかっていたという印象でしたね。いわゆるガチガチの高速馬場ということは当初の想定通りないのかなと思いました。レースの方を見たんですけれども、内回りは内ラチ沿いの先行馬が圧倒的に優位というところで、これはしばらく続くんじゃないかなと思います。はい、外回りについては、最初のレースは前にいった馬が残っているんですけど、後半にレースはやっぱり結構騎手の方の意識もあったのか、ペースが上がって差しが届いていたそうでしたね。という形になりました。結果として、これ勝ったのが武豊騎手と川田騎手の差し切り勝ちというところで、やっぱり馬場状態にかかわらず自分の馬がトータルで最速に走れるフォームだったりペースを作れるのが大事だなという、最近のここのスペースでもよく話している内容なんですけれども、技術が効いているなと。

蒼:そうですね、ポジティブなたらればですが、福永騎手もいたら勝っていたんじゃないかという気がします。

ゆ:そうですね、どう乗ったのかちょっと気になるところであります。勝ち馬並べてみるとゴールドシップオルフェーヴルダイワメジャーという形なんで、やっぱり走りやすいからこそペースはそれなりに出るけれども、パワーが必要というところで、走り切っているうち、巡行している間にスタミナを結構使う馬場なのかなと。全馬がスタミナを余して用意どんどん直線切れ味勝負というのは、もしかしたらあまり見られないんじゃないかなという気がしますので、その辺がちょっと以前の京都でも若干スタミナ寄りになってくる部分なのかなと、そこも含めて実力が出る本当に素晴らしい馬場なんじゃないかなというのが初日を見ての印象でした。あとダートについても軽く触れておきます。こちらも同じように路盤入れ替えしているというのと、今回上の砂は洗浄して使い回しというところなので、これ細かいいわゆるシルトと呼ばれるような細かい粒子の砂がなくなっている状態なので、これやっぱり時計がかかる状態だと思います。シンプルにパワーとスタミナが問われる馬場になっているんじゃないかなと思いますので、ちょっと雑な括りですけどミスプロよりもノーザンダンサー系みたいな、そういう感じの馬場状態なんじゃないかなというふうに思いました。はい、はい、以上になります。

蒼:はい、ありがとうございました。1900mでキングヘイロー産駒が大穴に突きましたもんね。

ゆ:京都の新装の恩恵を受けた形でしたね。

蒼:はい、また明日以降どうなるかちょっと引き続き結果観察して、そうですね、このスペースでもちょっとメンバーも、しかしたらゆたさんじゃない方にお願いするかもしれませんが、明日も少し京都の印象を伺っていきたいと思っております。

いいなと思ったら応援しよう!