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2023年4月マイラーズカップ・フローラS・福島牝馬S

この記事は、2023年4月22日21時00分〜 Twitterスペース 芯力休憩所 #29「みちのく踊るサンバ」及び、2023年4月23日16時30分〜 Twitterスペース 芯力休憩所 #30「おかえり、淀」からの文字起こしです。

第54回読売マイラーズカップ

蒼山サグ(以下、蒼):まずは京都11レース読売マイラーズカップの方なんですが、こちらシュネルマイスターが久しぶりの勝利をあげてくれまして、自分の出資馬でもありますので本当に喜んでおります。なのでちょっと贔屓目が強い回顧にはなってしまうとは思うんですが(笑)

蒼:まずシュネルマイスターがずっと調子悪いというか、着順が悪いレースが続いたんですけど、意外と何かと注文がつく馬でして凄くエンジンのかかりが遅かったりするので、よく挟まれたりするんですよね。挟まれて負けたレースっていうのが、まあ中山記念であったりスプリンターズステークスだったりだと思うんですが、それに加えて遠征も何か得意でないらしく、早めに競馬場に入っちゃうとテンションがおかしくなっちゃうみたいなところがあるらしく。今回そこを克服すべくG2であるにも関わらず栗東留学を行い、当日輸送にこだわったっていうのが実になりましたので、そういう意味で言うと次の目標は安田記念だと思うんですけど、秋のマイルチャンピオンシップに向けても、凄く良いスクーリングができたかなと思っております。なのでこのG2を勝ったということ以上にすごく期待感が高まるレースになったと思って、自分もすごく嬉しく思っております。驚いたのが2着のガイアフォースで、こちらがキタサンブラックナターレでこんな脚使うのかっていう驚きがありまして。本質的には中距離の方がいいかもしれないんですけど、思ってたより強いなという印象がありました。ソウルラッシュも叩いてくることによって多分次は調子を上げてくると思うので、安田記念は是非注目した方がいいかなと思っております。あともう一頭ジャスティンスカイはちょっと着順落としてしまいましたが、まあまだこれからの馬っていうのもあると思うんですけれども。個人的にちょっと気になるのは、かなりの大型馬なんですけれどもキタサンブラック産駒のG1級ってコンパクトにまとまった馬が多いので、この大きいキタサンブラックで走られたらもうキタサンブラック手のつけようがないなっていうところ、やっぱ少し重さがあるのかなみたいなことを思ったりしました。自分の中で気になったのはその辺なんですけども、名馬さんこのマイラーズカップル何か見てて気になったこととかありましたか?

名馬電機社長(以下、名):そうですね、まずはおめでとうございます。私も2着のガイアフォースがまさかここまで走ることはっていうのはすごい驚きましたね。シュネルマイスターは勝って不思議のない実力馬ですし。(ガイアフォースは)今後どこの路線に行くのかっていうところも含めてちょっと注目かなと思います。ちょっと中長距離でね、そこまで強烈な脚を使うイメージもなかったので、まあ上がりの最速は出してセントライト記念とかも勝ってるんですけども、ちょっとびっくりしました。こちらの2着は。

第58回サンケイスポーツ賞フローラS

蒼:東京の11レースのフローラステークスなんですけれども、こちらはゴールデンハインドの逃げ切りということだったんですけど、一勝馬だらけでレースレベル自体が疑問なので、その中でやっぱりゴールデンハインドは単純に過去の戦歴を見ても地力を示した馬なので、逃げ切りという部分を抜きにしてもなんか地力通りに決まったのかなっていうところも多少感じられて、そういう意味でいうとなんか突き抜けてくる馬はいなかったので。直近でこのレースがステップレースになるかとなると、個人的には疑問視かなという印象を抱いております。リバティアイランドがそのままオークスに来るのであれば、リバティはもう間違いないのかなという気もしますし、2着以下に関しては桜花賞の方を上にとった方がいいのかなというのは個人的な印象です。そんな中で注目してるのはイングランドアイズで、この馬、過去にもちょっとコメントした気がするんですけど、ヌーヴォレコルトキングマンの子ということで注目してたんですけれども、今回も出遅れて上がり最速を使ってるので、そうですね、また今後成長次第でまた面白いレースをしてくれるのではないかと思っていて、個人的には今後も注目していきたいと思っています。名馬さんはどうですか?

名:フローラステークスについてはそうですね。勝ち馬に関しては、オークスっていうのはちょっとリバティアイランドを負かすところまではっていうところは正直あるんですけども、まあこういう脚質で勝てたっていうところは対リバティアイランドというところでは真逆の脚質になりますので、まさかまさかの展開だったりと、展開を味方にできればっていう可能性はある馬なのかなと思います。私もイングランドアイズはデビュー戦も勝ち方もすごい良かったですし、注目しているのでここも期待してたんですけども、まあそれ出遅れあったっていうところで、まあ結果は残念でしたけど、私もこの先どういった成長を見せるかっていうところを期待したいかなと思っております。

第20回福島牝馬S

蒼:福島牝馬ステークスの回顧をしていきたいと思います。こちら、買ったのはステラリアでしたが、エリザベス女王杯で2着ですので、長期休み明けが嫌われたりしても人気なかったかなという気がするんですが、どうですかね。

くらみゆた(以下、ゆ):はい、そうですね。今回勝ち馬からブービースライリーまでが1秒以内ところで、ちょっとした差が着順を分けたレースなのかなと思いました。福島の方は今週からBコースというところで、多少ちょっと掘れたところをカバーされたので、少なくとも道中内を走る分にはそこまで問題はなかったというのが一つ。内側で走ったステラリアには良かったのかなと思いました。あと、前半の800mは49秒2ということでそれほど早くなかったんですけれども、残り1200mぐらいから一番人気のストーリアがまくって上がってきましたので、激流とまでは言わないんですけども、だいぶ締まった展開。クリノプレミアムの方も600mから動くって形になりましたので、結果的にはラスト4ハロンの持続勝負という形になったところ。結果として勝ったステラリアは、一呼吸を置いて仕掛ける形になりましたので、その結果クリノプレミアムをかわして、ビッグリボンの追撃を抑えられた。だいぶ間隔が空いてましたが、先ほどサグ先生からお話があった通り、エリザベス女王杯の2着というのはちょっと伊達じゃなかったかというか、最後、末脚の持続力を問われる展開になったことで浮上したのかなと思います。道中、団野騎手、休み明けというところもあって、ちょっとかかり気味だったんですけれども、うまく脚を溜められたのかなというところで、団野騎手もだいぶ乗れてきているなという印象を受けました。2着、ビッグリボンキセキの全妹ですね。なので、ちょっと窮屈な競馬は合わないというところもあって、早めに1000mぐらいから外に出して勝ち馬と並んだ位置取りだったんですけれども、勝ち馬にコーナーでは外からプレッシャーかけたんですけども、直線前が入ったらもうすっと2馬身ぐらい離されてしまって、この辺はちょっとキズナルーラーシップの違いだったのかなというふうに思いました。ちょっとまくり切る競馬ができる展開でもなかったので、今回の舞台ではステラリアの方が上だったのかなと思います。あとは、クリノプレミアムの方はニシノラブウィンクが多分動いたところで、柴田善臣騎手のレース後のコメントを見ると、我慢できずに動いてしまったというところだったのかなと思うんですが、この辺は前走の中山牝馬ステークスでデムーロ騎手に乗せて、あまり我慢させずに乗っちゃいましたので、その影響だったのかなというふうには思います。勝ったステラリア。ヴィクトリアマイルってなると、ちょっと距離不足かもと思いますけれども、中距離のトライアルとか非根幹距離では、当然注目なのかなと思いました。はい、以上になります。


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