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ちょっと気になる、、、の理由

先日、『ここからはじめよう!心電図再出発セミナー〜虚血編〜』を開催いたしました。
セミナー後のアンケートにて、ご質問をいただきました。

『最後の症例の、過去の心電図との比較が少し見難かったことと、あれ?と感じられた視点をもう少し詳しく聞きたかったなと感じました。』

そう、まえたは心電図を記録した時

「あれ?何かちょっと気になる、、、」

って感じたんです。
それは本当に本当にちょっとしたことなんです。

まえたのルーティン

『体調変わりはありませんか?』
『今、動機や胸のえらさはありますか?』
『これまで心電図で何か指摘されたことがありますか?』
など、患者さんに問診をしてからまえたは検査をスタートします。

以前研修会に参加した際に、講師の技師さんから教えていただきました。
※はじめに聴いておく方が、患者さんを余計に不安にさせないメリットもあります

その後電極を装着しながら、
・浮腫や冷汗がないか?
・息が上がってないか?
・リラックスできてるか? などなど
患者さんの様子を観察をしていきます。
それがまえたのルーティンです。

この日も、ルーティン!
すると、、、、

『(ペースメーカが入っているあたりを触りながら)ここが痛い』

え?
あれ?なんだかちょっとダルそう??

心電図を記録すると、、

優位なST変化はないけど、、、
前回とちょっと波形が変わってる???
なんか気になる!!!!!

ご本人からも『(診察まで)休めるところないかなぁ?』と。

主治医に報告し、採血結果が出るまで処置室で休んでいただくことに。

採血の結果は、、、トロポニン陽性!!

その後カテーテル検査を行い、冠動脈に高度狭窄が見つかりました。

あの時ルーティンが無かったら、、、
医師への報告どころか微妙な心電図変化にも気付けていなかったと思います。

心電図で確定診断はできない

以前のまえたは“心電図で全てがわかる!”と信じていました。
しかし、どんなに勉強しても心電図が読めない、、、

検定は解けるのに、現場で読めない

なぜか?
それは、『最悪を想定できていない』し、『想定した行動をしていなかった』から。

心電図で確定診断はできない

これをちゃんと受け入れたとき、グンと心電図が読めるようになり、そしてもっともっと心電図が楽しくなりました。

振り返って思うこと

振り返ると、本当にあの行動は正しかったのか?やりすぎだった?とも正直感じます。

だけど、退院され外来でお会いできると“あの時に行動して良かった”とやっぱり思うんです。

視て・聴いて・触れて

ぜひ心電図を記録する際のあなたのルーティンに加えていただけたらと思います。

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