自動車メーカーの仕事ってなに??

こんばんは
土曜の夜に晩酌しながら、書いてます。

そもそも自動車メーカーは「車」を「造る(make)」のですが、あまり詳しいところまで知られていないと思います。

よく想像されるのはこんな感じですかね

はたまたこんな感じ?

半分正解なのですが、他にもあります。

まず、職種についてですが、下記別れます
 

・総合職(専門/高専/大学/大学院卒メイン)
  →企画、開発、設計、生産技術、調達、生産管理、品質保証etc…
 ・技能職(高校卒メイン):現場仕事
  →製造部のプレス、ボデー、塗装、組立、検査

総合職がホワイトカラー
技能職がブルーカラーといったところでしょうか。

※開発、設計ではCATIAを使用し、こんなかんじで車を設計します。

ちなみに私は入社後、工場付きの総合職に配属されたので、正直複雑な気持ちでした。
工場付きの場合、作業着、安全靴着用マストで外に出るときは帽子orヘルメット着用マスト・・・ホワイト連中はスラックス、カッターシャツ、革靴でオフィス勤務ですよ・・・その現場に悲しくなったのは事実です。
ですが、今となっては工場でよかったなと思います。
それは後ほど・・・

私の経験でお話しします。

<品質管理部時代>
 工場で造られた車は検査されます(これが一回目の車検になり、検査OKになって初めて公道を走ることができる この制度は自動車メーカーが国交省に認可を得て、国交省の代わりに車検業務を代行しています 指定自動車制度なんていいますが。。。)

 その検査実施する部署を管理する部署に私はいました

 具体的な業務の内容は
 

①検査設備の届出
 ②検査実施結果の判定
 ③市場クレームの処理
 ④工場で発生した不具合の対応
 ⑤排ガス燃費検査の管理
 ⑥ISO/COP監査対応
 ⑦新型車種の生産準備
 ⑧仕入先の不具合監査、品質向上活動
 などです

 私は主に③④⑧をメインにやっていました
 その中で思い出にあるエピソードを一つ紹介します
 もう五年ほど前になりますが・・・
 
 「ワイパーモーターが動かない」不具合が7件発生
 ※保安基準に抵触し、非常に重大な不具合です
 しかも同じ日に製造したモーターで発生
 販売店から情報が入り、すぐに不具合部品を回収し、仕入先へ赴きました。(あの世界的メーカーのDEN○O)
 結果、部品は問題なく、仕入先はうちはわるくないの一点ばり。ですが、普通に考えておかしいですよね
 いろいろ調査しても一向に解決に向かわず、ついにはうちの役員まで入ってくる始末。
 不具合発生してから半年経った頃、ようやく糸口を掴み仕入先に調査依頼すると、原因が判明。
 構成品の寸法箇所が影響したと結論付、対策を行いました。
 この時に学んだのは、

 ・仕入先を当てにしてはいけないこと
 ・自分の解析力(スキル)をあげないといけないこと
 です。結局、頼れるのは自分自身です。

 この頃から個のスキルアップの重要性に気づき始めました。

品質管理の仕事は日々生産する車の管理がメインですので、新型プロジェクトに関われるのは稀でした
※私のいた工場でプロジェクトが少なかったのが原因

ですので、日々ルーティンワークなのでおもしろみは少なかったです

その後、出向の話がきて部署異動しました
生産技術部編はまた書きます

おやすみなさい



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