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鳥の眼と虫の眼

鳥の眼は全体を俯瞰してみる眼。虫の目は細部を緻密にみる眼。物事を成し遂げるには両方の眼が必要だといわれます。

しかし、大抵の人の眼はどちらかに寄っています。大局が見通せるが緻密に行動を組み立てることはできない人。緻密に素晴らしい精度で作り上げられるが大局は見通せない人。その中間の赤魔道士的な人。色々です。

私は現状、後者の虫の眼の人です。そのため、方針や目指す方向性が決まっていると細部にまで気を払った良い仕事ができるのですが、そうでないと全然見当違いの場所で丁寧に仕事をしてしまったりします。そんな時はひどく落ち込みます。

是正するには、私自身が鳥の眼も持てるように努力する、それももちろんあります。しかし、仕事は一人で行うものではありません。誰かの仕事を受け取って、何かを付加して次の人へ渡す。そういうリレーですから、個々人が完璧である必要はないのです。ですので、鳥の眼を持つ人と組む。積極的に協力する。それで充分なのだと思います。

鳥の眼の人は人で、実行がうまく出来ないことに悩んでいるでしょうから。

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