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【本】MMT 現代貨幣理論とは何か(井上智洋,2019)
【本】MMT 現代貨幣理論とは何か(井上智洋,2019)
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井上さん「MMTに全面的に賛成でも、全面的に反対でもありません。明確に賛成できる部分と疑問や違和感を抱かされる部分とが混在しています。」
というお考えの経済学者が書かれた書籍です。
レイ氏が書かれたMMTの入門よりも大分読み易く分かり易い印象です。
井上さんは自身は “ 「財政的な予算制約はない 」については賛成であり 、 「金融政策は有効ではない 」と 「雇用保障プログラムを導入すべし 」については 、頭ごなしに否定するわけではないけれど 、かなりの違和感や疑問があるという立場です 。”
と述べられています。
貨幣についても、MMTの説明だけでは足りないと僕が感じていた部分を解説してくれています。
JGPにも批判的(?)に触れられていて、BIを推されています。
レイ氏の入門書やミッチェル氏などのMMT記事を読んで受けていた、クローズドレジーム(賃金や物価統制など)と感じた部分には余り取り上げられていない印象を受けました。
日本語書籍では、手にとってそっと閉じる本が何冊かあったMMT本…
成長貨幣の話題もあり、主流派(?)の経済学に触れてきた僕には、この本は最後まで楽しく拝読(Kindle版をiOS読み上げなので拝聴?)できました。
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