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維新の会代表選、足立康史議員に期待

日本維新の会、初の代表選挙が行われることになりました。
大阪の地方議会から始まった政党が、野党第一党、そして、政権を担う政党になるのか、その政党が、どのような代表を選ぶのか注目しています。

維新初の代表選、3氏が立候補届け出 
http://a.msn.com/01/ja-jp/AA10DrVB?ocid=st

3氏の出馬会見(公開日順)は以下の通りです。
3氏の会見を見て、僕が重視する3つのポイントで評価した結果は、足立康史議員が一番でした。(足立康史議員の特設サイト)
足立康史  代表選出馬会見 https://youtu.be/B1q0GKbbf_8
馬場伸幸  代表選出馬会見 https://youtu.be/1W6Hs6cWHac
梅村みずほ 代表選出馬会見 https://youtu.be/jxo2jRN6YYw

日本維新の会は、21年の衆院選で議席を大幅に増加させましたが、22年の参院選では、議席が増加したとはいえ、伸び悩みました。
原因は、様々考えられると思いますが、僕は、マーケティングの分野で言われる「キャズム」を超えられるのか?という点を気にしています。
詳しく知りたい方は、以下の書籍をご一読ください。
書籍「キャズム」(著者:ジェフリー・ムーア) https://amzn.to/3Plbzyj

大阪の地方議会や改革好きで、政治への感度が高い方(キャズムで言う、イノベーターや、アーリーアダプター)には支持が広がっても、他の有権者(キャズムでいう、アーリーマジョリティ、ほか)へ認知や支持が広がらないのではないか?と懸念しています。

政策よりも政権への印象操作に汗をかく野党ではない、日本維新の会が存在感を増すことで、日本の政治が「政局より政策」の方向へ動いてほしい、そのような思いを持っています。

政治家に求めるもの

僕が政治家に求めるものは、
「国民のCHO(Chief Happiness Officer)であれ!」ということです。

Happiness は、時と場合、人によって、変わるかもしれませんが、職が無くて困っている人には、経済安定化政策などで雇用環境を良くしたり、失業時の教育訓練を充実させることなどが該当すると思います。
独裁国家などから、国民の生命が脅かされているのであれば、安全保障を強化することも該当すると思います。

CHOについて詳しく知りたい方は、以下をご一読ください。
書籍「パーパス・マネジメント ―― 社員の幸せを大切にする経営」(著:丹羽真理) https://amzn.to/3zTnnlO

日本維新の会代表選で重視するポイント

構想力

現在は、独裁国家が他国を侵略したり、エネルギー・食料価格の高騰などに悩まされています。そして、元総理大臣が凶弾で命を落としてしまうような混沌としています。混沌とした時代を、どのように切り開くのか?それを構想し、共有するようなリーダーに期待します。

構想力というのは、目の前の課題解決に注力するのではなく、将来を見据えて、戦略を立てる力、と理解しています。
山口周さんの書籍では、端的に以下のように書かれています。
1 問題を解くより「発見」して提案する
2 革新的な解決策より優れた「課題」
3 未来は予測せずに「構想」する
出典:書籍「ニュータイプの時代」(著:山口周) https://amzn.to/3zN7rl6

安倍晋三元総理大臣は「自由で開かれたインド太平洋」を構想し、今や、それが米国をはじめとした、自由と民主主義を尊重する国がこの構想に賛同しています。

日本維新の会を単なる現状の延長線上で語るのではなく、野党第一党、そして、将来の政権与党を担う政党としての「存在意義」を再定義し、党、党員、日本国民のCHOとして、どのような構想を持っているのか。これを示すべきだと思います。

心理的安全性

構想力があっても、誰からも支持されない、味方を増やせない、ということでは困ります。
また、代表になった後も、世の中は変化が激しく、柔軟な政策対応や、政治・政党へのイノベーションが求められることが予想されます。
そのような時に大切になると思われるのが「心理的安全性」です。
心理的安全性については、以下(出典元の記事)をご参照ください。

「心理的安全性(psychological safety)」とは、ハーバードビジネススクールのエイミーエドモンドソン教授により提唱され、Googleが実証実験で「チームの生産性向上の最重要要素」と位置づけた概念です。
[中略]
心理的安全性とは「チームの誰もが、非難される不安を感じることなく、自分の考えや気持ちを率直に発言できる状態」を表しており、自然体の自分を安心してさらけだせる環境であること、とも言い換えることができるでしょう。
https://media.unipos.me/psychological-safety-google

味方を増やす、政治・政党・政策でイノベーションを起こすには、国民、党員、国会議員が「心理的安全性」を守られた状態で、最高のパフォーマンスを出すように、リーダーはふるまうべきではないでしょうか?

心理的安全性を高めることは、マイナスをゼロにすること(ハラスメントをなくす)だけでなく、ゼロをプラスにすること(意欲を持ってはたらける環境を作る)も含まれます。

実践的な内容を知りたい方は以下の書籍が参考になります。
書籍「誰もが幸せに成長できる 心理的安全性の高め方」(著:松村 亜里) https://amzn.to/3bQQfTJ

政策力

国政政党であれば、マクロ経済政策により、経済安定化を通じて雇用を守ることや、安全保障、エネルギー政策など、国会論戦等を通じて、より良い政策をは立案・発信していくことが求められます。
党首討論に立つ人が、日本維新の会の代表であると思いますので、なおのこと、政策に関して議論できる力は必須だと思います。

さいごに

議席数が増え、霞が関や永田町が嫌がることをできるようになると、報道しない自由を発動されたり、厳しい批判(中傷も)にさらされることになると思います。
厳しい世の中で、未来へ向かって、構想力、心理的安全性、政策力を持ったリーダーの活躍を期待しています。

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