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家づくりにかかる諸費用のお話~その2~

先日、家づくりにかかる諸費用のうち【税金】と【登記費用】について説明させていただきました(『家づくりにかかる諸費用のお話~その1~』参照)。
本日は【住宅ローン関連費用】について、お話ししたいと思います。

〇事務手数料
住宅ローンの手数料には、「定率型」と「定額型」の2種類があります。「定率型」とは、借入金額に対して一定の割合で手数料が定められているもの。総額に対して何%で設定されていることもあれば、返済期間に応じて100万円あたりいくらと表示されている場合もあります。
対する「定額型」は、借入金額によらず一律いくらで設定されます。 

例えば、2,000万円のローンを組んだとしましょう。
<金融機関A> 一律50,000円
<金融機関B> 借入金額の2.5%
<金融機関C> 100万円あたり1万円
事務手数料が上記のように設定されているとしたら、<金融機関A>の事務手数料がもっとも安く、<金融機関B>の手数料がもっとも高額になることがわかります。

繰り上げ返済の手数料の有無も確認してくださいね。

○保証料
金融機関でローンを組むにあたり、保証会社の保証を受けるための費用です。
借入金額に対し2%程度を前払いで支払う場合と、0.2%程度を金利に上乗せで支払っていく場合があります。
保証料が借入金額の2%だとすると、2,000万円のローンの保証料は40万円。

それでは、ローンに上乗せの場合はどうなるのでしょうか。
2,000万円のローンを30年で返済する場合、金利が0.6%だとすると、総返済額は約2,186万円。
ここへ0.2%上乗せすると、金利0.8%で総返済額は約2,250万円。
保証料として約64万円を支払うことになります。

この例でいくと、前払いで支払った方が安くなることがわかります。

○火災保険料
住宅ローンの融資を受ける場合、火災保険への加入が必須条件となる場合がほとんどです。

近年、火災保険だけでなく地震保険に加入する人も増えていますから、あわせて検討してみてはいかがでしょうか。
以下のサイトで保険料をシミュレーションしてみましょう

これでいくと、福井県で3,000万円の木造戸建てを建てた場合、標準的なプランなら年払いで32,400円、地震保険を付加した場合は50,850円になります。

○団信(団体信用生命保険料)
住宅ローンの融資を受ける際には、団信への加入も必須になっていることがほとんどです。
住宅ローン契約者に万が一のことがあった場合、保険金が住宅ローンの返済に充当されるため、残されたご家族はローン返済の負担なく、そのままマイホームに住み続けることができるので安心ですね。
掛け金は「死亡・高度障害」など一般的な補償であれば金融機関側が負担する場合がほとんどですが、金融機関によって保障の内容は異なりますので比較してみてください。

○つなぎ融資
住宅ローンの融資は、引き渡しと同時に実行されます。
しかし、注文住宅の場合は分割で建築費を支払うため、契約時や着工時、上棟時など、融資実行の前にまとまった資金が必要になる場合があります。
そんな時に利用するのが、つなぎ融資です。
つなぎ融資で中間金などを支払い、お引き渡しの際に実行される住宅ローンで、つなぎ融資の返済を行います。

つなぎ融資にも、事務手数料や保証料などの諸費用がかかりますので、ご注意ください。 

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