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話題の加湿器肺炎は日々のお手入れで対策を!

加湿器肺炎が話題ですね。
加湿器のタンク内に発生したカビや、タンクの水の中のレジオネラ菌が原因となってアレルギー症状を引き起こすのだとか。

一般的な肺炎と同様、乾燥した咳や息苦しさ、発熱などが主な症状。
ただし、アレルギー性なので普通の肺炎治療に用いる抗生物質では効果がないとのこと。重症化した場合にはステロイド治療になるようです。

太平洋側とは違い、福井県では冬でも比較的湿度が高いので、空気の乾燥に悩まされることはありません。
そのため、福井の人で日常的に加湿器を使用しているという方は少ないのではないでしょうか?

ただし、エアコンなどの暖房を使用していると室内の空気はどうしても乾燥しますから、そんなときは洗濯物をリビングに干して(干す場所がないだけなのですが)、乾燥を抑えるようにしています。
職場では勝手に洗濯物を干すわけにもいかないので、喉に痛みや不快感があるときには卓上のペーパー加湿器を置いたりします。
もともとアレルギー体質なので、ちょっと喉を痛めると喘息を併発してしまう私にとって、冬の乾燥は死活問題なのです。

そういった事情もあり、加湿器肺炎のようなニュースにはついつい敏感になってしまうのですが、だからといって加湿器を使ってはダメだということではありません。
毎日きちんとタンクの水を交換すること。その際にはタンクに新しい水を入れて、一度振り洗いすること。
このように、日々きちんとお手入れすることで加湿器肺炎を防ぐことができるそうです。

注意したいのは、カビやレジオネラ菌を原因とする肺炎は、加湿器だけが原因ではないということ。
たとえば、追い炊き機能のある浴槽(循環式浴槽)でもレジオネラ菌が発生する可能性がありますから、できれば毎日、全換水するのがよいそうです。

福井県|レジオネラについて

そして、もうひとつ怖いのが空調設備。
とくに全館空調など床下から天井裏までダクトが這いますから、中の状態というのは非常に気になります。
ちょっと面倒ですが、年に1度は業者さんに頼んでオーバーホール(すべて取り外して清掃)するとよいそうです。

あ、あと、最近人気のウォーターサーバーも手入れを怠るとレジオネラ菌が発生します。

直接口に入るものですから衛生管理には注意し、小まめなメンテナンスを行いたいですね

それにしても、世の中、便利になればなるほどリスクも増えるし、それを回避するための細々とした手間も増えますね。
実は、機械に頼りすぎないシンプルな暮らしが一番なのではないかと、最近我が家で導入したばかりのウォーターサーバーの水を飲みながら思う、今日この頃です。