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頻発する水災害。住宅会社としてどう対応すべきか?

南越前町を中心に多大な被害を及ぼした、先月5日の集中豪雨。それ以降も、福井県では記録的な大雨が繰り返されました。
ここ数年、全国的にも頻発している豪雨災害。“水害に強い家”に関心を寄せている方も多いでしょう。
福井県は2004年(平成16年)にも1000年に一度といわれる大豪雨(福井豪雨)に見舞われているため、嶺北方面の方はとくに水災害に対して神経質にならざるを得ないようです。

家づくりにおいて、地震や風・雪に対しては建築基準法で一定の強度が求められますが、雨に関してはこれといった基準は設けられていません。
ある大手ハウスメーカーではいち早く耐水害住宅を開発しましたが、長期的な視点で考えると、実績の少ない現時点での採用は賢明とはいえないでしょう。
建物の強度を高めるだけでは避けることのできない豪雨災害に、私たちはどう対応すべきなのでしょうか?

これから家を建てる方であれば、次の2つの対策を行うことで浸水による被害を最小限に食い止めることができます。

〈対策1〉基礎を高くする
床の位置を上げることで、物理的に床上浸水を防ぎます。
居住部分が水に浸からなければ、少なくとも日常生活に支障が出ることはないでしょう。

〈対策2〉建物の気密性を高める
気密性が高いということは、隙間がない(少ない)ということです。
隙間がなければ、当然、水も浸入しにくくなります。

それでも浸水被害に遭ってしまった場合、大切な家を守るため、適切な処置を行いましょう。
まず、溜まった水や土砂をすべて外へ出し、内部をきれいに掃除します。
次に、乾燥。湿気が残っているとカビや腐朽の原因になってしまいますから、扇風機などで風を送ってしっかりと乾燥させます。床下も忘れずに乾燥させてくださいね。
浸水した水には汚水が混じっていることもあるので、最後に消毒します。
くわしくは、福井県のホームページをご覧ください。
 
福井県|水害で浸水した住宅の復旧方法について
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kenchikujyuutakuka/suigaitaiou.html
 
災害見舞金が出る場合もありますので、浸水被害に遭われた方は各市町村へ問い合わせを。

最後になりましたが、今回の豪雨で被災された地域の一刻も早い復旧をお祈り申し上げます。

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