lovechan_1stlive オリ曲起承転

※この記事からネタバレが強くなります。
気にされる方はどうか、チケットを購入し先に視聴されることをオススメします。


オリ曲に関して感じたことを、頭の中から書き出して行こうと思います。
舞台としての物語が転に差し掛かるあたりまで、つまるところ前半部にフィーチャーします、後半部はまた次回に。

○dreamy girl
前記事でも触れましたが、どこにでも存在し得る楽曲だと思います。
これから始まるワクワク感、劇中劇のような個としての物語感、大団円を迎えた幕引き感。
これらの要素が、姿形を変えて演出されるのでしょう。
それまでの展開を受けて出る感情によって、聞いたときの印象がガラリと変わりますね。

今回は冒頭に用いられ、舞台のテーマでもある夢みる少女の幕開けを表したのだと思われます。


きらびやかなアイドルとその世界に強く憧れる1人の少女。優しい母親の注意を受けつつも、期待に胸を膨らませながら踏み出し飛び込んでいく。
母から、川に気をつけるよう言われるも、頭には疑問符が浮かび上がるばかりであった。
この先に待ち受ける苦難など知る由も無く……。


これからのワクワク感に思いを馳せ楽しく歌って踊る、そんな印象になりますね。
単独で切り離して聞いたときにも、やはり同じような印象を受けました。

○ルカミ
look at me ルカミ
直訳して「私を見ろ」

個人的にオリ曲の中で一番好きです。
長さは2分30秒ほどと短いハズなのに、倍の時間聞いていたような感覚に陥る不思議な楽曲です。
恐らく密度が濃いのでしょう。
全体を通して格好良く、ラップな部分もあり弾けるようなノリの良い曲調です。
そう、そんな曲調をしています。

本質は歌詞にあり、目を通せば何を訴えているのかが良くわかるかと思います。
【ルカミ】なんです。

舞台装置としてのこの曲は、憧れた世界で襲われた闇に対して強く訴えかけるような演出がなされています。


根も葉もない噂を流され、すれ違う人に囁かれ後ろ指をさされ、心無い言葉をぶつけられる日々。
打ちひしがれた少女は訴えます。
「もっと私を見てよ!」
流言に惑わされることなく、その先にある自身の姿を見て欲しかった。見つけて欲しかった。
ただそれだけだった。
発した言葉は誰にも届くことは無く、やがて少女は疲れ果て、闇に飲み込まれてしまう。


この辺りは、見ていて本当にハラハラしていました。胸を締め付けられるような感覚に、目を閉じてしまいそうになりながらも食いしばって見守りました。
エンディングは明るいものとなるだろうとはわかっていながらも、涙は頬を伝わります。
それだけ個人的に強い思いがあり、またらぶちゃの、歌に感情を極めて高いレベルで乗せることのできるチカラも相まって、失礼とは思いますが自分事のように感じ取ってしまったのです。

どの口が言うのか、何様なのか。
そう思いますが、これが僕が感じた素直な感情です。


ここで一度区切ります。
ルカミは言語化するに当たって苦戦することはわかっていましたから、前後半で分けようと思いました。

この続きは、落ちたからには昇るわけですね。
安心して読める事と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?