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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

MOTHER2のススメ⑤

④で半ば打ち切りな形で終わらせようとしましたが、あまりにもスッキリしなかった為もう少しだけお付き合い、いただけたらと思います。

▼お詫びと申し開き
過去記事を読んで要約すると、
『4人の少年少女が超能力とかを駆使しながら敵を倒して冒険するお話』
に過ぎませんでした。
ダラダラ書いた末にまとめるとこの程度しかお伝え出来ていなかったんですね。

ネタバレに配慮しつつ極力当たり障りの無い要素をつまんだ結果、ああなってしまいました。
ネタバレを極力避けようとした事には、私なりの理由があります。

新鮮な体験を奪いたくない

そのひと言に尽きるのですが、じゃあなぜそうなのか?
それについて今回は書いていこうと思います。

▼MOTHER2ってどんなゲーム?
私にとっての、と言う意味です。

私は幼少期、
・木の棒が伝説の剣
・横断歩道橋の白いところ以外はマグマ
・電車からの景色は忍者が走っている
といったような、小さくも壮大な冒険の日々を過ごしていました。
読んでいる方の中にもいらっしゃるかもしれませんね。

MOTHER2も似たようなもので、これらに少しのスパイスを足して、ほんのチョッピリだけ大人になる物語だと考えています。


※必要としたため、少しだけストーリーに触れていきます。気になる方はスクロールして下さい。


ネスの冒険は、町に隕石が飛来するところから始まります。
ちょっとだけ皆よりトクベツな心優しい少年は、好奇心の強さも子どものそれを持ち合わせていました。
夜遅くに、ママに隕石を見に行くことを告げ現場を見に行くと……



かくしてネスの旅は想像を遥かに超えていく、大きな物語へと変貌を遂げていきます。

もしもプレイヤーが子どもであったなら、ネスたちと共に成長していく事でしょう。
おにーさんやおねーさんだったなら、彼らの行く末を優しく導くオトナとして。
そして、それよりも歳を重ねていたなら、きっと子どもの頃の自分に戻っているのでしょう。

これらのワクワクした気持ちを阻害したくない、そんな理由からネタバレをできる限り避けようとして、出来上がったのもがアレになってしまったわけですね。


主人公たちの容姿についても触れるかはもの凄く悩みました。

仲良く歩くのはどんな人たちだろうか?

クラス替えや席替えの先が見えてしまっていては、面白みが半減してしまうように。

見た目だけ告げられ、あの人かな?あの子だったら良いな!
そんなワクワクも当然あります。
願わくば、私の記事を読んだ方がそうある事を祈っています。

敵キャラについても同様です。
この先どんな敵が待っているのか。
シンボルエンカウントだと書きましたが、シンボルでは種別されているだけの中身が見えない状態です。
だからこその、こんな敵が!を奪いたく無いのです。

もしも多感な幼少期、ちょっとだけ皆よりトクベツでフシギな体験を過ごせたら。
そんな想いを描いたことは多少なりともあることと思います。

怖いモノたちだって追い払える。
振り返れば大好きなお友達が笑っている。
小さな子どもだけどオトナたちに負けないんだ。


あいにくと私は、トクベツでもなんでもなく特殊な指名を帯びた生ではありませんでした。
そんな私でも彼らを通じて、なにかになる事ができるんだ、と。
そう感じさせてくれるのです。

本当に本当に不思議なゲームです。
温かく、楽しく、憤ることもあれば、ちょっぴり切ない。

幼き頃に空想したお話をそのままに、それらを彩ってくれる登場人物たちやBGMの数々。
敵もダンジョンも重大な要素となり冒険を盛り上げてくれています。

幼き頃に出会い、その後も不定期に遊び、ふた桁ほどはクリアしたかと思います。
ふとした瞬間に思い出し、遊びたくなる。
そんなゲームです。


これ以上は言語化できそうにありませんので、ここまでとさせていただきます。
お気に入りのBGMについて書くかもしれないしそうでもないかもしれません。

シンプルにここの曲が好きです!

くらいに留めるとは思います。
街の名前やら、なにやらは伏せたいので。

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