【生成AI×仕事術】文字起こしと記事作成の自動化方法【クラウドワークス】
はじめに
今回はクラウドワークスにある案件をAIを使って行う”シミュレーション”をやってみます。クラウドワークスは単に思いついただけで、これ系のサービスならなんでもいいです。「これいけんじゃね?」って思ったらやってみてはどうでしょうか。
案件
適当に検索して出てきたこのラジオからの記事制作を題材にしてみようと思います。
公開情報でわかっている事は、
・1500 文字
・リード文350文字以内
・記事ジャンル:ビジネス
・ラジオ番組の音源から記事を作成
ラジオ番組(仮定)
ラジオ番組が何かわからないのでYouTubeの田端さんが語る動画を使います。ファスト映画と同様、人の動画でネタバレ記事を書くのはやめましょうね。
文字起こす
YouTubeならば上記記事で可能です。自分で用意した音声を使う時は、上記記事の「Youtubeから、タイムスタンプなし」コードをGPT-4に貼り付けて「自分で用意した音声ファイルで行いたいんだけど教えてください。」って聞けば変換してくれます。頑張ってね。
文字起こしが完了しました。時間にもよりますが、耳コピの比じゃならないくらい速いです。YouTube自体にも自動文字起こしがありますが、whisperの大きいモデルの方が精度が断然上です。
Gemini 1.5 Proで記事を書く
現状、長文の作業はGemini 1.5 Proが最強です。今後API料金がかかるかもなのでヨロシク。公式版Calude3 Opusでまずまずといったところです。GPT-4 turboはコンテキスト的にも長文処理的にも弱いのでやめた方がいいです。
記述用プロンプト考える
Claude3 Opusに依頼します。ここはClaude3 Opusです。精度がClaude3 Opusの方がGemini 1.5 Proより優秀だからです(肌感覚)。ただし、長文となると逆転します。なので本文はGemini 1.5 Proに任せてます。まあ色々試してください。
プロのLLMプロンプトエンジニアとして下記の依頼を完結するためのプロンプトを考えてください。
<依頼>
【ラジオ番組の書き起こし】記事作成 記事・Webコンテンツ作成の仕事の依頼
1記事あたりの文字数:1500 文字
記事数:1記事
記事ジャンル・テーマ:ビジネス
求めるレベル:プロ
仕事の詳細
ラジオ番組の音源から記事を作成いただけるライター。
【 概要 】
・依頼内容:ラジオ番組の音源から記事の作成
※構成案(骨子)の組み立て、執筆、修正など全てをお願いいたします。
・掲載メディア、記事について:秘密保持契約の締結後にお知らせいたします。
・文字数は、リード文350文字以内(注釈含まない)、本文1500文字以内のイメージです。
・記事数:1本
</依頼>
完成したプロンプト
# 役割
あなたは優秀なライターです。以下の指示に従って、ラジオ番組の音源から1500文字程度の記事を作成してください。
ステップバイステップで処理してください。1ステップごとに出力してください。
# 記事作成の手順
1. 提供されたラジオ番組の書き起こし内容を理解する。
2. 番組から伝えたい重要なポイントや興味深いトピックを抽出する。
3. 抽出した内容を元に、記事の構成案(骨子)を考える。
- タイトル案
- リード文(350文字以内)の案
- 本文の見出し案
- 本文の概要(各見出しの要点)
4. 構成案に沿って記事を執筆する。
- タイトル
- リード文
- 本文(見出しごとに3〜4段落程度)
5. 書き上げた記事を推敲し、文章を洗練させる。
- 文法や表現が正しいか
- 分かりやすく読みやすい文章か
- 事実関係に誤りがないか
- 1500文字以内に収まっているか
# 留意点
- 記事のテーマはビジネスに関連したものとする。
- 読者にとって有益で価値ある情報を提供する。
- 引用部分は明確に区別し、情報源を明示する。
- 公序良俗に反する表現は避ける。
上記の手順と留意点に従って、ラジオ番組の音源から質の高い記事を作成してください。構成案と完成した記事の両方を提出してください。
ちょっと手を加えて、段落の整理や「#」を付けてLLMにわかりやすくします。そのくらいは手動です。
本文を書かせる
記述用プロンプトと共に、先ほどの文字起こしテキストを貼り付けます。
補足
ステップ3の段階でさらに指示を出して項目を絞った方が1項目あたりの文量が上がると思います。現状、最終出力で1333文字でした。
おわり
以上おわりです。AIを活用することで、クラウドワークスなどの仕事を自動化し、効率を大幅に上げることができます。ラジオの文字起こしや記事作成など、時間のかかる作業をAIに任せることで、自分の時間を他の重要なタスクに充てることができるでしょう。
AIの力を借りて、スマートに仕事をこなし、生産性を高めていきましょう。新しい技術を取り入れることで、あなたのクラウドワークスでの仕事は大きく変わるはずです。ぜひ、AIを味方につけて、効率的で充実したワークスタイルを実現してください!
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