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竹返し・投げ竹を遊んできました(※遊びの動画▶️アリ!)

はとさん文庫 主宰の服部雅子さんとは、わらべうたの勉強会で出会い、同じコーラスに所属しているお仲間!
今回は「竹返しをやってほしい」と、はとさん文庫『夏のお楽しみ会』にゲストでお招きいただき、子どもたちと遊んできました!



遊んでみた感想


30人もの子ども(小学生&未就学児の異年齢)とホールで遊ぶというのは、私にとっても初めての経験です!

まずは見ててね、と私ひとりで実演。おーー!と声が上がって、ひと安心😌
子どもたちは「やりたいやりたい!」と前のめりで参加してくれました✨


私は『お約束』として、竹を貸して遊ぶ前には以下の三つを言っています。

・あぶなくないように使う (自分にも人にも物にも、ぶつけない)
・夢中になっていいけど、私が喋っている時は顔上げてちゃんと聞く
・大きい子は、自分より小さい子のお手本になる

はとさん文庫の子どもたちは、実によく私を見ていて、マネをして、歌もよく聴いてくれました。
試しに「歌いながらできる人が上手な人なんだよな~…」と言ってみたら、反応して歌いだす子がいました。初めての歌なのに耳から覚えられたということです、素晴らしい!!

きっと普段からよく遊び、『聴く力』と『見る力』を高めている子たちなんだな☺️! 日常の積み重ねが感じられました。✨


遊びとは見て真似すること 〝子どもが自分でつかみとる〟のを待とう


遊ぶポテンシャルが高い子ども達とはいえど、「どうやるの?」「できない!」「なんで出来るの?」と、大混乱の声が聞こえてきて、ほくそ笑む私。(笑)

『難しいよー!』  よしよし、当然当然。

「難しいから面白いんだもんね?」難しいと言われた時は、これを言うチャンスだと思っています^^

「最初から出来たら、つまらないもんね?」 そう言うと子どもは大抵ポカンとしますが、「うーん…」という顔をして、周りの様子を見まわして、悔しくて、またチャレンジをはじめます。


『〝遊び〟は大人が教えるものじゃない』ということを、私は大事にしています。子ども自身の手で、つかみとらせること。

『教える』と『伝える』は違うのだということ。 これは私の師匠、大熊進子から教えてもらったことで、遊びの真髄だと思います。

もちろん、遊び方だけは、最初は誰かが手渡してあげることが必要です。
「こうやってやるんだよ〜」と見せてあげる。でもその時に、いちいち説明はしなくて大丈夫!

(大人はつい、子どものペースがもどかしくて、教えてあげたくなってしまいます。遊びを見守るということは、大人のほうに忍耐が必要です。)


「マネしてごらん」で、あとは子ども自身にやり方を考えてもらいます。もちろん、様子を見て適宜「この手はどうなってる?」「どんな風に見える?」と、ポイントで声かけも行いますが、問いかけに留めて答えは言いません。

そういうふうに遊ぶと、
大人に教えられただけ・与えられただけのもの以上の何か、が、子どもに身につきます。

それは『自分でつかみとった!!』という喜びです。
そしてそういう成功体験の積み重ねが、「自分はできる!」という自信になっていきます。



♪ひとなげふたなげ 遊び方の動画


後日、自宅で実演を録画してみました!


動画だけで遊びを伝えられるとは思っていません!!
だって、実際に見てマネをしてみる以上の学びは、ありませんからね!

やったことのある方に、確認としてお使いいただければいいなと思います。😌 

また、動画を見て「やりたい!!」と興味をもってもらえましたら、私はどこでも講習にいきますので、ぜひお声かけください✨


竹返しという伝承遊びです。(私の先生は「投げ竹」と呼んでいました。)
全国的に普及しています。さまざまな歌、遊び方がある点は、お手玉などと一緒です。


歌詞カード 確認用



最後に『はとさん文庫・夏のお楽しみ会』全体の感想

服部さんが素話を披露してくださいました。

「おはなしろうそく🕯️……のロウソクは今日はないけど、暗くしてやろうね」
電気を消して、カーテンを閉めました。
カーテン越しの淡い光が、ホールに集まった子どもたちを、やさしく照らします。

子どもたちがお話を聴いている時の顔が、とても印象的でした。
笑ったり、緊迫したり……。ストーリーの展開にそった反応が、その都度でてきます。そしていずれも隣の友達と顔を見合わせて、〝共有〟を楽しんでいるようでした。

これは一人でお話を聞いているだけでは起こらないことで、あらためて印象的に感じました。
個々の読解力が高いだけじゃなく、それを集団でさらに高め合える🤔? 仲間関係のすばらしさ!


いつもと違う空気が気になって、そわそわする子もいるのですが、後ろにいるお母さんを振り返って…「あぁ、いたいた」と安心しては、またお話の世界に戻っていく。

そんな光景は、子育てをしていれば当たり前のものかもしれませんが、〝安心と信頼〟をもとにして子どもは育っていくのだ、という実感がありました。

30人の集団を眺めながら、私はやけに真剣に考えてしまいました。
(この日が初対面の子ども同士も多かったとのことですが、文庫の仲間ということで、空気がすでに出来ていました。)

服部さんへの信頼と、「きっと今日のお話も面白いはずだ」という期待、それを自分一人でなくみんなで持ち寄っているから、気持ちがふわふわするし、ドキドキするし、安心もする。
集団で時間を共にするということには、不思議な効果があると感じました。


お話も、わらべうたも、〝個〟の力と、〝共生〟の力がどちらもいっしょに育っていくところが面白いと、最近私はよく考えます。

〝個〟と〝共生〟は相乗関係にあって、車の両輪のように進んでいきます。自分を信じる・他人を信じる……切り分けられるものではないなと感じました。

(あまり上手く言えず、もどかしいのですが、言葉にできなくても遊びのなかで伝えていきたいですね。)


親御さん達も、何人か、終わったあと私に声をかけてくれて、感想を伝えてくれました。(なんと良い方々なのでしょうか……!)
竹返し・投げ竹の遊び、喜んでもらえたようで良かったです! 大人もいっしょに遊べたので良かった。お母さんお父さんもいっしょに夢中になるって、子どもにとって素晴らしいことだと思います。

またぜひ一緒に遊びたい!と思いました😄


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